Machinakaの日記

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映画「おとなの事情」感想とネタバレなし解説 「着信アリ」を超えるイタリアンホラーの誕生笑

 

こんばんは! Machinakaです!!

 

どうでも良いですが、最近私のブログは「映画タイトル+感想」で打っても出てこないので、以降の文章にやたらと「感想」が入るのをご容赦ください。

 

 

 

 

今回感想を書く映画はこちら

 

 

「おとなの事情」

 

 

はい、イタリア発のコメディ映画という触れ込みで鑑賞してまいりましたが、、、

 

この映画、超怖いよwww 出てくる登場人物、全員おかしいよ笑

 

 

ちなみにこの写真は主要キャラ全員を写したものなんですが、、、

 

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http://eiga.com/movie/85979/gallery/2/

 

写真を撮った後、(精神的に)血みどろの超ホラー展開が待ってますからwww

 

ガクブルです´д` ;

 

 

「コメディの皮を被ったホラーでした、、、」型映画ですよこれ!

 

個人的には「着信アリ」より怖い、、、

 

 

http://image3-a.beetv.jp/basic/img/title/10009983_h_pc_l.jpg

はい、若き頃の柴咲コウに癒されつつも、、、

 

 

 

それでは、「おとなの事情」感想いってみよー!!!

 

 

 

 

 

あらすじ

 

スマートフォンの通話やメールの履歴をさらけ出すゲームをきっかけに、夫婦や友人間にさまざまな疑惑が巻き起こっていく様を描いた、イタリア製のワンシチュエーションコメディ。新婚カップルや娘の反抗期に悩む夫婦、倦怠期を迎えた2人など、食事会に集まった7人の大人たちが、「メールが届いたら全員の目の前で開くこと」「かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すこと」というルールを設定し、「信頼度確認ゲーム」を開始する。ゲームが進むにつれ、夫婦間のもめ事や家庭の問題、仕事や性格についての悩みなど、7人の本当の姿が次々と露呈していく。イタリアのアカデミー賞に当たるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、脚本賞を受賞。「人生、ここにあり!」のジュゼッペ・バッティストンらが出演。

 

スタッフ

 

監督

パオロ・ジェノベーゼ

 

 

脚本

フィリッポ・ボローニャ

パオロ・コステラパオロ・ジェノベーゼ

パオラ・マミーニ

 

キャスト

ジュゼッペ・バッティストン ペッペ

アンナ・フォッリエッタ カルロッタ

マルコ・ジャリーニ ロッコ

エドアルド・レオ コジモ

バレリオ・マスタンドレア レレ

 

 


『おとなの事情』予告編

 

 

 

監督とキャスト

監督兼脚本はパオロ・ジェノベーゼさん

 

 

 

http://www.ecodelcinema.com/wp-content/uploads/2015/08/Paolo-Genovese1.jpg

 

すいません、存じ上げませんでした。。。

 

過去作は、、、 ごめんなさい、全部見てません。ってかイタリア映画だからわからないよ。。。笑

 

 

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Paolo Genovese - IMDb

 

 

なぜ監督の作品が日本で公開されたのか、ということですが、、、

イタリアにおけるアカデミー賞であるダビッド・ディ・ドナテッロ賞において作品賞、脚本賞のダブル受賞を果たしたということで、知名度があったんでしょうねー、、、

 

 

キャストの方達は、これまで日本の映画館で上映されたイタリア映画にもちょくちょく出演しているらしいです、はい。

 

ただ、

人生、ここにあり!」のジュゼッペ・バッティストン、「五日物語 3つの王国と3人の女」のアルバ・ロルバケル、「ローマに消えた男」のバレリオ・マスタンドレア、「カプチーノはお熱いうちに」のカシア・スムトゥアニクらが、ゲームに興じる夫婦たちを演じている。

eiga.com

 

とあるんですが作品が全くわからない!!

 

個人的には、全く予備知識なしで映画見るのが好きなので助かりました笑 イタリア映画好きにはおなじみのキャストなんでしょうね、、、

 

でも僕は全然分からない! すいません、もっと勉強しますね、、、

 

 

キャストの経歴が僕の映画批評に結びつくとも思わないので、キャストの紹介は一切なしでいきたいと思います! ていうかここまで話しておいて、監督・キャストの話が全くできないっていうね、お恥ずかしい。。

 

 

とりあえず、言えることは、、、 予備知識なしで観れる映画だと思います! だから僕にとってはとっても大切な映画、、、

 

アメリカやイギリスだと俳優や監督知ってて妙な先入観持っちゃうからね。。。

 

 

はい、というわけでそろそろ行きたいと思います!

 

それでは映画の感想です!!!!

 

 

 

 

映画の感想

 

 

ルールその1 携帯をテーブルの上に乗せること

ルールその2 メールの差出人、本文を読み上げること

ルールその3 電話が鳴ったらスピーカーフォンで話すこと 拒否はなし

 

友人関係にある3組の夫婦と一人の男の食卓で今、大人の事情ナシの盛大な暴露大会が始まる、、、

 

夫に隠していた秘密、妻に隠していた秘密が携帯を通して露わに、、、

 

その瞬間、日常で使うスマホが突然凶器になる。。。

イタリア初の携帯ホラー映画だっ(嘘です)  

 

 

 

 

 

 

ざっくり言うと、、、

 

マリッジブルー系映画とでも言いましょうか。「ゴーンガール」だとか、「ブルーバレンタイン」とか、「結婚怖い!」系の映画なような気がします。

 

だから、夫婦やカップルで見に行くと確実に気まずい雰囲気になります、、、

 

僕の隣で見ていた人はおそらく夫婦だったのですが、鑑賞後にも関わらず二人とも黙ったままで気まずい感じで映画館を後にしていました。。。。

 

怖!!!!

 

ただ、本作は単に「結婚怖い!」「恋愛怖い!」と思わせるような内容だけでなく、「もし嘘がつけなくなったらどうなる?」、「もし嘘がつけない世界ならどうなる?」といったSF要素のようなものも入っています。

実際に、全員の携帯電話が見れるようになったらどうなるか、、、 現実では絶対にありえないけど、今作では「身内同士のゲーム」ということで、携帯を見せ合うことになります。

 

携帯電話を通して夫・妻・友人に隠していたことが次々とバレてしまう、という隠し事を持っている人にとっては非常に恐ろしい映画なんだと思います。。

 

ただ、世の中のほとんどの人は隠し事してますよね?

僕も隠し事はあるし、携帯電話なんて絶対に見せられませんwww

や、やましいことはないんだけどね、大丈夫なんだけど、、、ほら、プライバシーの侵害ってやつ? ね? ね? みたいな感じですぐ逃げるよ笑

 

 

日常を少し変えるだけで超おもしろい映画に!

 

監督のインタビューを読むと、日常から人の秘密を暴くために、携帯電話というツールが最適だと考えたようです。

 

ま、言うは易しなんですが、それを一つの映画として昇華させていることに素晴らしさを感じます。この映画、基本的に友人同士と夕食をするだけ、という非常に単純な映画ですから、余計にこの携帯電話ゲームの恐ろしさや面白さが引き立つのだと思います。

 

この映画の素晴らしいところは、ありふれた日常を少し変えるだけで、温かい家庭が崩壊し、友人関係も崩壊し、全員が人生のどん底に落ちる危機さえ与えかねない、という恐ろしい映画のようにも写りました。。。

 

だって携帯電話見られるんだぜ!? 俺ならどん底の人生だよ、、、

 

今作は3組の夫婦と一人の男、合わせて7人が食卓を囲みながら、携帯電話を暴露するわけですけども、、、

 

公平を期すために、着信があったメールや電話のみを暴露対象にするんですね。だから、秘密がある人は着信が怖くて怖くてしょうがない、、、、

 

7人もいますから、食事中に着信がなる人が何人かいるわけですね。ってか映画を進めるために着信が何回も何回も鳴るわけですけども、、、ww

 

そういうルールなので、着信がなるたびに「誰から来たの!?」ってワクワクしてしまうのがこの映画の面白いところであります!

 

 

 

コメディ演出が光る! 他人の不幸は蜜の味!!

 

基本的には笑っぱなしの爆笑コメディ映画です。

はい、僕が大好きなやつですねww

 

不倫や浮気がバレそうな時って、自分が被害にあった時は悲劇になりますが、喋ったことない他人の浮気発覚は、十分エンタメになりますよね笑

だからテレビでもあれだけ不倫だ浮気だって盛り上げれるわけですけど、、、

 

十分想像できますけども、男性諸君は女性関係がバレることを最も恐れるわけですねww 一方の女性は男性関係がバレるのが怖いww

 

女性は嘘をつくのが上手いっていうけど、このゲームでは嘘が一切通用しない世界ですからww

 

ただ、単に不倫や浮気関係がバレるのが全てじゃなくて、どうでもいいことも着信に入ってくるわけです。観客の僕は「浮気がバレるのは誰だ!?」と息巻いているわけですけど、実際は携帯のアラームだったり、アプリの通知だったり、すごいどうでもいい内容という落差につい笑ってしまったり、、、

 

とにかく、携帯の着信が楽しくてしょうがない映画でしたね笑

 

ただ、劇中のキャラクターにとっては殺し合いに近い、残虐なゲームに参加している気分なのですから、これほどキャラと観客がシンクロしない映画も珍しい。

僕たちにとってはエンタメなんですよ笑

ただ、浮気をしている人にとってはこの映画は本当に嫌な映画でしょうねw

 

 

 

 

携帯電話=剥き出しの自分

 

この映画で学ぶことは、「携帯電話はほぼ自分の分身、剥き出しの自分が携帯電話に投影されている」

 

 

携帯電話って秘密の宝庫ですよね。電話やメール。最近だとLINEが暴露されるとその人の秘密が全て明らかになって、恋人だけでなく仕事も失うってことありましたけど、、、

 

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しかし、携帯の秘密がバレてとんでもないことになるのは、芸能人だけでなく僕たち一般人も同じこと、、、

 

この映画を見て、浮気をやめようかどうか悩む人はいるでしょうねw そしてメールの通知をオフにしたり、浮気相手の名前を変更したりする人もいるでしょうww

 

あと、僕は満席の映画館で鑑賞したんですけども、あの中にどれだけ浮気している人がいるのか、、、そう妄想しただけでとっても楽しい映画体験でしたね笑

 

本国イタリアでは大ヒットでしょうから、この映画にちなんで携帯電話暴露ゲームが流行ったのかな?

 

そうなっていたらイタリアの離婚率が急増していますよね笑

 

 

はい、以上です!!

 

「もし他人に秘密が暴露されたらどうなるか」 なんとも恐ろしい映画にも映るイタリアのコメディ映画でございます! 是非とも劇場で鑑賞してください!!!!

 

 

 

 

 

 

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