Machinakaの日記

新作映画の情報・批評を、裏ネタ満載で包み隠さずお届け




和製ジェームズ・ボンド!? 定年退職間際の男たちの夢が詰まった映画!! 「さらばあぶない刑事」批評

はい、こんばんは! Machinakaです。

 

今回批評するのはこちらの映画

 

「さらばあぶない刑事」

 

 

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/83/e71c4eb407e03d124bac0da9560024c2.jpg

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/83/e71c4eb407e03d124bac0da9560024c2.jpg

 

1986年に日本テレビで始まった、ドラマの劇場版です。

 

それでは予告編をどうぞ!!

 

 

www.youtube.com

 

 

 

  • バブルを知らない世代からの印象

 

私が生まれる前に、このドラマは始まってました。なので初回から見たことはありませんし、再放送で知った程度です。

 

舘ひろしさん、柴田恭兵さんが主役の刑事モノですけど、お二人が若い時は知りません。

 

テレビ局製作ですし、予告編の冒頭映像にもあった通り、「一見様お断り」のファンムービーだと思いました。 再放送を見た程度の私が見てもいいのかな?と一抹の疑問はありましたけど、宇多丸さんの番組「タマフル」の課題映画だったので、勇気を振り絞って(?)鑑賞してきました!!

 

 

www.machinaka-movie-review.com

 

 

 

  • この映画の見方について

 

ツッコミどころ満載でしたけど、舘ひろしさん、柴田恭兵さんの男の生き様に惚れられた映画でした。

 

 

この映画を見ている時、非常に悩みました。

細かいところをつつけば、映画を舐めているようなガンアクションで、ご都合主義のクソ邦画なんだろうと。

 

でも、この映画に銃撃戦のリアリティーを求めてもしょうがない。この映画の一番の見どころはどこなのか? どんな見方をすれば楽しく観れるのか?

 

自分の主観で見れば「駄作」と簡単に言えてしまいます。しかし人それぞれに価値観があると同じように、この映画にもたくさんの見方があります。

せっかくお金を払って見ているのですから、どういう風に見たら面白いのか、考えました。

 

  • この映画を楽しむために必要な「暗黙の了解」
  1. 銃の扱い方が酷い、、、でも分かってください。

 

刑事モノなのでガンアクションがあります。

 

しかし、この映画のガンアクションは「お遊び」だと思ってください。

 

薬莢こそ出ますが、銃を撃ってもちょっと血が出るだけで、人体損壊は極めて控えめです。

衝撃的だったのは、舘ひろしさんがバイクの乗りながらショットガンを近距離でぶっ放すシーン。バイクに銃弾がヒットしながらも、確実に犯人の体には何発もヒットしています。しかしじわりと血が出て倒れるだけ。

 

本来なら、ショットガンを至近距離でぶっ放せば体がもげます。

 

このシーンを見て、一気にリアリティラインが下がってしまいました。どうせモデルガンなんでしょ?って。

 

でも皆さん、これはリアリティを追求した銃撃戦じゃなくて、「ドンパチ」ですから!!

 

「ドンパチ」は遊び! エンターテイメントと捉えましょう。

 

2. 世界最強のマフィアなのにバカすぎる、、、でも分かってください

 

今回港署が相手するのは「BOB」という、中南米発祥のマフィア組織。日本にドラッグを輸出しようと目論んでいます。

 

世界でも最強の犯罪組織という触れ込みがあり、さぞかし恐ろしい連中なんだろうなーと思っていました。

 

BOBのボスが宿泊しているホテルに舘ひろし&柴田恭兵が突入するのですが、そこに警備されていたのはたったの一人。。しかも易々と部屋に招き入れて、部下を刑務所に連れて行かれます。。。。

 

 

「アホか!!!!!!」

 

マフィアはもっと刑事と仲良くしていますよ! 刑事が突入するなんて、前持って知ってなきゃいけないでしょ!!

 

極め付けだったのは、BOBの本部からのビデオチャットのシーン。本部の偉いさんらしき人が会議に参加していたのですが、、、、

 

 

顔面に思いっきり「BOB」と書いてある刺青が!!!!!!!!!

 

 

「アホか!!!!!」

 

 

世界的に知られた組織名なのに、なんで顔にデカデカと公表してるんだよ! 顔ですぐにバレちゃうだろ!!

 

そんな奴の言うことなんて信用できねぇよ!!

 

ふぅ。だいぶスッキリしました。これで映画の見どころについて話せます。

 

 

  • 定年会社員の理想を描いた、和製ジェームス・ボンドムービー!!

 

今回の見どころはやはり舘ひろし&柴田恭兵さんのハッチャケ演技!!!

 

お二人とも定年退職の年齢で、実際の映画の状況と同じ。

 

定年退職まであと4日間しかないが、大きな仕事がある。

 

無視して大人しくしていれば退職金の2000万円を手にすることができる。

 

でも、俺たちはまだまだ体が動く! 自分の生き様を示すために、最後に大仕事を片付けたい!!!

 

定年退職を予定されている方ならおそらく誰もが感じるであろう、「男の野望」を具現化しているのです!!!

 

まさに和製ジェームズ・ボンド! せっかくなら菜々緒さんのおpを出してほしかったですけどねーーーーー。 舘ひろしだったら、何だか許せる気がします笑

 

 

  • とにかくダンディーな舘ひろしさんにウットリ

 

舘ひろしさんは、定年間際にもかかわらず、菜々緒演じる元外交官の超イケイケな女と交際しており、退職後は彼女とニュージランドで移住するという、なんとも素晴らしい余生プランがあります。

 

菜々緒さんの演技や使い方はハッキリ言って酷いですけど、しょうがないです。

 

何度も言いますけど、この映画のテーマは「定年退職間際の男たちの夢」を描いています。

 

 

 

たんまり退職金をもらって、若い女と海外でウハウハする!!! こんなサイコーな生活ありますか!? 定年退職間際のおじさま!! あなたはこんなプランを立てられますか?

 

 

退職前に何かしたい!と感じる人は、ぜひとも劇場でご鑑賞ください!!

 

 

オススメです!!!

 

 

あなたの1クリックが、新しい記事を作ります!

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

 

 

 

 

© 2015,machinaka.hatenablog.com