Machinakaの日記

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映画「モリーズ・ゲーム」ネタバレなし感想解説 シンゴジラからゴジラ抜いた感じの超絶会話劇映画


みんなただいま! 
 
Machinakaです!! 
 
今回批評する映画はこちら!
 
 
 
 
 
 
GWの豊作新作映画ショーから一週間が経ちました。
 
知ってます? GWってそもそも映画業界から生まれた言葉らしいんですよ^ ^
 
映画を見るためのGW。「レディ・プレイヤー・1」も「インフィニティ・ウォー」もあって、さぞかし皆さん映画をご覧になったんでしょうねー。。
 
ただ、連休明けということもあり、最近は映画を見る人がめっきり減ってるんですよ。え?なんでそんなこと分かるかって?
 
 
アクセス数がガタ落ちなのよ!!!!
 
 

 

これ以上下がるわけにはいかないのさヽ(`Д´)ノ、気にしてるなら書くしかない、皆さんに読んでもらうしかない!!!!

 

 

今回はあのアーロン・ソーキン監督の実話ベースの映画だ!!! 皆さんも大変注目してるでしょ!!!!!

 

 

それではモリーズ・ゲーム」批評、行ってみよーー!!!

 
 
 

 

 

[あらすじ]

 

・「女神の見えざる手」「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステインが主演を務め、トップアスリートからポーカールームの経営者へと転身した実在の女性モリー・ブルームの栄光と転落を描いたドラマ。

・「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞した名脚本家アーロン・ソーキンが、2014年に刊行されたブルームの回想録をもとに脚色し、初メガホンをとった。

モーグルの選手として五輪出場も有望視されていたモリーは試合中の怪我でアスリートの道を断念する。ロースクールへ進学することを考えていた彼女は、その前に1年間の休暇をとろうとロサンゼルスにやってくるが、ウェイトレスのバイトで知り合った人々のつながりから、ハリウッドスターや大企業の経営者が法外な掛け金でポーカーに興じるアンダーグラウンドなポーカーゲームの運営アシスタントをすることになる。

・その才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するモリーだったが、10年後、FBIに逮捕されてしまう。モリーを担当する弁護士は、打ち合わせを重ねるうちに彼女の意外な素顔を知る。モリーの弁護士役をイドリス・エルバ、父親役をケビン・コスナーがそれぞれ演じる。

http://eiga.com/movie/88215/

 

 

 

 

 

 

 

はい、監督はアーロン・ソーキン

 

アカデミー賞受賞経験のある名監督です。

 

脚本家出身の監督で、「ザ・ホワイトハウス」でエミー賞を4年連続で受賞。

 

2011年に、あのフェイスブック創業者の自伝的?映画「ソーシャル・ネットワーク」の脚本でアカデミー賞脚色賞にノミネート。ゴールデングローブ賞では脚本賞を獲得。

 

 

また同年にブラッド・ピットジョナ・ヒル主演で実在したメジャーリーグの監督を描いた「マネーボール」に脚本で参加

 

 

2016年にあのスティーブ・ジョブズの映画を撮った「スティーブ・ジョブズ」でも脚本を。

 

 

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そして今作では監督と脚本を兼任しているのですが、今回も実話で一人の人物にフィーチャーする方式。。

 

 

お前、どんだけ著名人の映画ばかり撮ってるんだよww

 

ここまで作家性が一貫している人もいないというか、よっぽど製作陣に能力を買われてるんでしょうね。著名人の人生を描いた映画ならコイツだ!みたいな

 

若手起業家、野球監督、ジョブズときて、今回はセレブ。しかもトップアスリートからポーカールームの経営者になった女性の話って、どんな振り幅のでかさなんでしょうw

 

 

日本ではあまり知られてない人なんですかね? 名前はモリー・ブルームという人らしいんですけども。。

 

実在している人物なんで、名前では検索しないようにします。さっきも言った通り、この映画は自伝映画なんで、その人の人生を調べる=映画の大きなネタバレに繋がってしまうのでね。うかつに調べられないっていうねwww

 

 

 
 
それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

[映画の感想]

 
予想を裏切る展開と構成!
 
あれ、俺が思ってたのと違う。。。 
 
脚本家が作ると映画はこうもセリフだらけになるのか、なんだよぉ。。。 
 
と普段ならセリフばかりの映画が嫌いなはずが、なんとも面白い!! 
 
えなりかずきくんも失禁間違いなしの異常な長セリフ、セリフを言ってるだけで名シーンになっている稀有な映画! 
 
これぞアーロン・ソーキン!! ジョブズじゃないけど、ザッカーバーグじゃないけど、ぶっちゃけアメリカ以外では知られてない女性を主役によく映画撮りましたね!
 
 
セリフの弾幕が映画的快楽になるという、シンゴジラからゴジラ抜いたような超絶会話劇だっ!!!
 
 
 

 

[脚本家が監督したらこうなる]

 
はい、鑑賞直後のMachinakaでございます。。 
 
やられました。あまりもの高密度の英語セリフを2時間超くらい、もう英語耳になってしまうほどです。
 
監督が脚本家出身だからなのか、劇中のほとんどが会話劇という、いかにも私が嫌いだと感じる作風となっていました。今作の主人公のモリーは、カジノの経営者になる前はオリンピックを目指したスキー・プレイヤー。だからスポーツのシーンを多く撮影してダイナミックなアクションを入れることも可能だったはずなんですけど、スキーのシーンは最初の数分と途中とラストに少しだけ。
 
メインはカジノとカジノのせいでFBIに捕まり裁判を行うシーンの二つ。分かりますか? カジノも裁判も座っているのが基本。2時間を超える映画なのに座ってばかりなんですよねwwww セリフばかりで座ってばかりの映画。これが本当に面白いのか? 
 
邦画だったらガチでチンカースな内容に間違い無い!製作陣よ、人間ドッグ行っとけ!ついでにラブドッグも行っとけ!!!! 
 
 
みたいな悲惨な映画になるはずなんですよ。しかし、それはあくまでも普通の監督が撮ったならば、の話。
 
今作はアーロン・ソーキンが撮っている。だから、ただのセリフがセリフじゃなくなっているんですよ。
 
今作のセリフの特徴はとにかく大量で高速の英語をガンガンぶつけてくる、非常に高密度なセリフの応酬ばかりなんですよ。
 
普通の会話劇だったら、ゆっくりとたっぷりと話すはずが、あいづちも入れずツッコミもボケも入れずに話を進めるための意味あるセリフばかりをガンガン話す。観客側は高密度のセリフの応酬に集中せざるを得ない。気づけばテンポが速くなっていると感じる。セリフだけで映画のテンポを良くすることができてるんですよ。
 
加えて、舞台がニューヨークのビジネス街で行われているため、アメリカの中でも早いと言われているニューヨークの英語がさらに速くなっている、という環境的な合理性も相まって、早口の英語セリフに加速度を加えているんですよね。
 
だからシンゴジラからゴジラを抜いた感じの映画って言ったんですよ。確かにシンゴジラみたいに派手なアクションはないし、ゴジラ抜きのセリフ映画だけに思えるかもしれない。でも、英語字幕にとらわれずにネイティブで聞くことが出来たなら、もっと会話劇の凄さに気づけたかもしれない、と考えると、非常に高いポテンシャルを持っている映画だとも言えます。 
 
 
あと、オープニングで、セリフとは別に第3の壁を破るナレーションがジェシカ・チャスティン(モリー・ブルーム)によって行われるんですけど、そのナレーションの中身が、まるで小説に書いてあるような風景・状況を説明している文章なんですよ! 
 
例えば、「雪が降り積もるオリンピック予選の当日。私はスキー場で中央のレーンを選んだ。そのレーンには一つの木が埋まっていた。私は、その埋まってる木にまるで気づかなかった。」みたいな文章をずーと喋っているんですよね。
 
普通なら絶対に口に出して言わないからww なんで映画なのに脚本に書いてること全部言っちゃうのよwww 
 
普通は「」で閉じられているセリフだけっすよ!! 
 
これ、あくまでも私の予想なんですけども、脚本家出身のアーロン・ソーキンさんだからこそ、脚本に書いた一言一言を大事にして、映画に使いたかったんじゃないかなぁと思いました。だって、脚本に書いてあることと実際に映画になっている内容って全く違うじゃないですか!!!
進撃の巨人」だって最初から脚本にAppleTVって書いてたわけじゃないですからね!! 監督が勝手にAppleTVに決定したんすからねwww
 
 
今作にとってセリフは命。言葉が最も重要。言葉は全て脚本に書いてある。だからこそ、脚本に書いてあるセリフはもちろん、風景描写や状況説明までも映画に盛り込みたかったのではないでしょうか?
 
 
ただ、このやり方は異常というか、下手な人がやってはいけません。セリフばかりの映画がここまで面白くなるのは、セリフの密度を工夫したり、最初は非常にテンポの良くカットが次々と変わったり、出来るだけ飽きさせないような映像的工夫を凝らしていたりするのも、監督が気の利いてる証拠だと思います。
 
セリフといえば、黒人の弁護士が検察を捲したてるシーンが圧倒的でしたね!
 
もう勝てそうにない状況にあっても、何か言っておかなければ自分の仕事にならない。ということで、検察に向かってモリーがいかに無罪なのかを訴え続けるシーンがあるんですけど、、、
 
ほとんど息継ぎせず、3分くらいずーーーーーーーーーと激昂しながらしゃべり続けてるんですよ!!! つまり、全部セリフを覚えてるんですよwwww
 
俳優だからセリフは覚えている、というのは当たり前かもしれませんけど、あんなに一人だけずーーーーーと喋ってるシーンはですね、もう拍手したくなる勢いでしたね。嘘です、実は劇中に拍手してましたね、私www
 
えなりくんも絶対あんな長セリフ喋れないっすよw もしかしたら、カメラにカンペが書いてあって読んでるかもしれないんですけど、ずーと怒りながら荒げた声で3分間しゃべり続けるってねぇ、なかなか出来ないですよ。。
 
単なるセリフも、ここまでくれば映像的快楽に結びつくんだと、感心させられました。
 
 
 
 
 
 
 

[悪女伝記映画ではない]

 
 
主人公のモリー演じるジェシカ・チャスティンを大々的にアップして、「カジノ経営者」、「セレブ」と書いてあるポスター。いかにも悪女伝記映画ですよーと誘導しそうな印象ですよね。
 
奇しくも、私はそう思ってました。ジェシカ・チャスティンがいかにも悪い女を演じていて、彼女の悪行を見ていく映画なんだと。
 
でも、今作を見た私の印象はまるで違う。 モリーちゃん、何か可哀想。。。 スキーのプレイヤーとして、オリンピックを本気で目指している立派なアスリート。でも、父親には絶対に褒めてもらえない。
 
遊びたいけど遊ばせてくれない。スパルタなスキー生活と日常生活の間で葛藤するモリー。 しかし、そうこうしてるうちに弟二人がモリーを遥かに超える成果を見せつける。一人の弟は医者、そしてもう一人はスキーのプレイヤーで世界1位の実力を持ってしまった。
 
もちろん、父親は弟のスキープレイヤーばかり注目する。弟ばかり褒める。 そんな過酷な家庭環境が、彼女を余計に苦しめる。
 
何が何でもアメリカでのし上がっていこう、お金を稼ごう、というモリーのモチベーションは、単にお金を稼ぎたいからではなく、父に認めてもらいたいから、というのが映画で明らかになります。
 
それに、カジノ経営者としての彼女は、あくまでも法律遵守で真面目に経営をしていこうという姿勢があり、法を踏みにじっている連中はポーカーをしにくる客しかいないんです。彼女からお金を使うように誘導したり、高い金利でローンを組ませたり、ロシアマフィアをバックに付けたりしない。
 
悪さをするのはいつも客なんです。
 

というか、マイケル・セラが全て悪いwwwwww

 
「This is the end」という、こちらもハリウッドの俳優・セレブが集まるパーティが舞台の映画があるんですけど、あそこでもマイケル・セラだけ眉毛がなくて、ドラッグを決めながらリアーナのお尻を触るという悪行を重ねてましたね。
 
まとめると、彼女は決して犯罪をするようなタイプじゃない。というか、映画を見る限り彼女に非はないんです。彼女は悪くない、悪いのは客。
 
よく映画を見てみると、ポーカーの客には女性もいるんですけど、ポーカーにどハマりして悪い事したり、迷惑行為をするのは全て男なんですよね。
 
モリーの父親も然り、悪役なのは全て男。この映画では女を悪く描かないんですよね。思ってみれば、これがアーロン・ソーキンの作家性なのかもしれませんね。
 
ザッカーバーグスティーブ・ジョブズ、そして今作のモリーと、若手実業家ばかりにフィーチャして脚本を書いてきたアーロン監督ですが、女性で悪さをした主役っていない。とっても女尊男卑な作風なんですよね。
 
 
話は変わりますが、実在する女性の伝記映画として、アイトーニャが最近公開されましたね。
 
 
実在するアスリートの女性、第3の壁を破る演出、世間から誤解された過去を持つ、、、、、
 
今作はアイトーニャと似ている部分もあるんですけど、まるで違う。アイトーニャはスケートしかない人生でしたが、モリーの場合はカジノがあった。第2の人生を歩んでいくのがメインに描かれてるんですよね。
 
アイトーニャが挫折し、モリーがカジノ経営として栄転できた。この違いは、明らかに家庭環境の違いだというのが映画を見て分かります。トーニャで言えば母親、モリーで言えば父親は非常にスパルタで一見愛情を感じさせない。
しかし、モリーには温厚な母親もいるし弟二人もいる。トーニャと比べて、家族の多様性がまるで違う。もしトーニャに優しい父親がいたら、どうなっていたか、答えは明らかでしょう。
 
この映画、カジノ経営者やらスキーやら様々なレイヤーがあるんですけど、主軸はあくまでもモリーとその家族の話になっているのが良かったです。彼女のバックボーンを掘り下げ、彼女の人生しか起こりえない悪運の連続により、世間から悪女にされてしまったという流れ。そしてラストの呆気なさ。これも本当の一人の女性の人生をベースにしないと作りえない話で、唯一無二の映画になったと思います。
 
 
 
 
 
 

[おまけ]

 
これ確実言えると思うんですけど、監督って絶対おっぱい好きですよね。おっぱいまっしぐらですよね。
 
カジノという場所だから仕方ないにしても、やたらとVネック的なインナーを着て、谷間が常に見えている服ばかりジェシカ・チャスティンに着せている。あれ絶対に風邪引きますってww 
 
百歩譲って、カジノでならおっぱいポロんしてていいと思うんですけど、弁護士と打ち合わせしている時におっぱい入ります? ジェシカはあのポロリ服しか持ってないのか? おっぱいが大きいのは分かったから、いい加減おっぱいをしまって欲しかったですね。
 
いや、私も好きなんですよ、おっぱい! でもね、ずーと映画の中で半分くらいおっぱい出されてるとね、おっぱいのゲシュタルト崩壊というか、、、飽きが来るわけですよ。あのおっぱいポロリ演出について、どう考えても脚本・監督の趣味としか思えないんですけどね、どうなんですか監督!!!!
 
 
あと、ジェシカのおっぱいを出すんだったらマイケル・セラのホワイトソーセージも出して欲しかった、、、いや白いかどうかは分かんないけどw 
 
セリフだけだから仕方ないんですけど、どうしてもマイケル・セラがショボい奴に見えてね。マイケル・セラが何より悪いやつなのに、やはりあの面がまえと声だと、悪者感が出ない。
 
彼なりに悪くなろうとしてこだわったのか、似合わない無精髭をつけていたのが非常に可愛かったですねww でも彼、基本的に体毛が薄いから、無精髭と言ってもちょこんって生えてるだけでw 小4のチン毛みたいな毛が生えてるんですよww サングラスとか、もっと表現する方法あっただろw 何で無精髭だけなんだよwwwww 
 
あと、マイケル・セラって本当に老けないね。10年前と顔が全く同じなんですよ、もうwww  休みの日は家でゲームばっかりしてるんですかね、紫外線から逃げている綺麗な肌はねぇ、マイケル・セラしか出来ないですよ。
 
 

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