Machinakaの日記

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映画「彼らが本気で編むときは、」批評と感想(ネタバレあり)生田斗真くんを観に来たはずなのに、「彼」はどこにもいなかった。

 

こんばんは! Machinakaです!!

 

 

今回批評する映画はこちら

 

 

「彼らが本気で編むときは、」

 

 

https://kareamu.com/t2/img/introduction_img1.png

 

 

 

はい、まさかの生田斗真がトランスジェンダー役!?

 

という触れ込みが一時期ニュースになりましたねー。

 

生田斗真くんにとっては初めてのトランスジェンダー役、、、というか他の俳優もトランスジェンダーっていう役はほとんどやったことないよ!!!

 

あんまり生田斗真さんの映画って観てこなかったんです。いや、生田さんは好きなんだけど出演してる作品がどうしても受け付けなくて、、、

今回、珍しく生田斗真さんの映画を観たら、まさかLGBT映画、、、

 

ということで、「彼らが本気で編むときは、」批評いってみよー!!!!

 

 

 

 

あらすじ

 

「かもめ食堂」の荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。生田斗真がトランスジェンダーという難しい役どころに挑み、桐谷健太がその恋人役を演じる。11歳の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。ひとりぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると、マキオは美しい恋人リンコと暮らしていた。元男性であるリンコは、老人ホームで介護士として働いている。母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いを隠しきれないトモだったが……。

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生田斗真がトランスジェンダーの女性に『彼らが本気で編むときは、』予告編

 

 

 

 

 

 

監督

 

 

監督は荻上直子さん

 

 

荻上直子

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すいません、宇多丸さんの映画批評のファンとしては、この監督の作品を観るのは非常に勇気が必要でした。。。

 

何故ならば宇多丸さんのシネマハスラーにおいては、このレンタネコは伝説的に酷評された映画だからです、、、

もちろん宇多丸さん=僕じゃないし、レンタネコ観てないからこの映画が駄作!なんてことは言えない。 

 

荻上さんファンは絶対に聴かないでください、心よりお願い申し上げます。

 

 

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でも、映画批評の大先輩、、、てか大尊敬する宇多丸さんの意見を無視することなんて、今さら出来ないんだよww

 

というわけで、荻上監督作品の第一印象は最悪を極めています。本当に観ようかどうか迷った作品でございます。生田斗真くんが主演でストーリーも楽しそうだったし、そこまでは良かったんですけどね、、、

 

 

 

キャスト

 

主演は生田斗真さん

超絶イケメンでジャニーズ事務所に所属、であるにも関わらず役者に専念し、今や日本映画のトップを走る俳優に!

 

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個人的には、小学校~中学校くらいの生田くんが一番印象が深いんだけどね、、、

 

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生田くんが映画に出演、となれば必ずと言っていいほど主役を張ることが多く、数多くの映画に出演。

個人的には、あまり役は選んでない印象があります。シリアスな役どころからコメディまで演じ、主演として興行成功も収めている。

 

グウのネも出ないよ生田さん! これからもあなた主演の映画でどんどん邦画界を盛り上げていってくれ!!!!!

今回はトラスんジェンダーの凛子さん役を演じます(^o^)

 

 

 

 

そして、そんな凛子さんを愛した男性を演じるのが桐谷健太さん!!

 

 

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映画はもちろん、テレビドラマ、CM(AUのCMで浦島太郎)に大活躍!

そして、「海の声」でMステデビューって、、、、

ジャニーズに入ってる生田くんよりも幅広い活動してるじゃんw どっちがアイドルだよっwwww

 


「海の声」 フルver. / 浦島太郎(桐谷健太) 【公式】

 

数多くのメディアに露出しているということで、私の日記でも多くの出演履歴があります笑

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はい、あらすじは以上!

生田斗真くんのトランスジェンダー役ばかりが注目されて一切中身が分からない状態で鑑賞しましたが、その中身はいかに、、、、!?

 

 

それでは映画の感想です!!!!

 

 

 

 

 

 

映画の感想

 

 

 

 

生田斗真くんを観に来たはずなのに、「彼」はどこにもいなかった。

 

 

代わりに凛子ちゃんという可愛い女の子が、どことなく生田くんに似ていたようなカンジ。。

 

 

だって、どう見ても女の子にしか見えない。

 

 

生田斗真くんのベストアクト間違い無し! 今までの男らしい生田斗真くんは消え去り、そこには生田斗真(ちゃん)しかいない!!!

 

 

そして、ストーリーは軽快にそして「公平」なLGBT映画であり、面白いじゃん!!!

 

桐谷健太が生田斗真(ちゃん)が好きな理由が分かるし違和感がない。オカマでも女装家でもなく生田斗真(ちゃん)はトランスジェンダーの女の子!!

男(桐谷健太)と女(生田斗真ちゃん)が恋愛するなんて、ごくごく当たり前じゃないか!!!

 

と、すんなりと思わせてくれる良き映画でしたっ!

 

 

 

 

そして最後に、、、、

荻上監督のち◯こへの愛情がよく伝わった!!!!!! 荻上監督を好きになった、ありがとう!!!!! 

 

 

 

ち◯こ最高!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

関連作として、、

 

 

予告を観る前は、生田くんが主役でトランスジェンダーの苦悩を描くような、映画なんだと思ってました。

 

大先輩&神ブロガーのモンキーさんの言葉を借りれば、一見すると本作は「チョコレート・ドーナッツみたいな映画」に見えます。

 

www.monkey1119.com

 

 

www.youtube.com

 

同性愛に対して差別と偏見が強く根付いていた1970年代のアメリカでの実話をもとに、育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップルの愛情を描き、トライベッカやシアトル、サンダンスほか、全米各地の映画祭で観客賞を多数受賞したドラマ。カリフォルニアで歌手になることを夢見ながら、ショウダンサーとして日銭を稼いでいるルディと、正義を信じ、世の中を変えようと弁護士になったポール、そして母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年マルコは、家族のように寄り添って暮らしていた。しかし、ルディとポールはゲイであるということで好奇の目にさらされ、マルコを奪われてしまう。

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設定に違いはあるものの、育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップル

 

 

 

ちなみに、この「チョコレート・ドーナッツ」は2014年のベスト、、、、

いや、人生ベスト級です!! 

 

www.youtube.com

 

 

実際のダウン症の子供を役者として起用し、同性愛がダウン症の子供を引き取るという、、、何ともマイノリティーな家族を演じている作品。

 

昔Yahoo!映画でレビューしたので、こちらをご覧になってください。

movies.yahoo.co.jp

 

ダウン症とゲイカップルを1970年代のアメリカを舞台に描く。

幸せな結末になる、、、、とは考えにくいですね。ネタバレは避けますが、ラストの衝撃は今でも忘れません。

涙が枯れるくらい泣いた映画です。良い映画ですが、極めて重い映画(社会メッセージ的に)です。

 

 

僕はてっきりこのチョコレートドーナッツと近い作品だと思ってたのですが、今作は僕の予想を裏切りました。全然違った。

 

 

 

決して重い映画じゃない

 

LGBT問題を映画にするということは、まるでLGBTが社会的に弱者で、生きるのに大変だ、、、重い映画を作ってしまいそうな傾向にあると思います。

 

これは映画じゃないですが、24時間テレビのドラマみたいなカンジですよ。社会的弱者を主人公にして、観客の同情を装うドラマにする。

 

https://24jikantv-ii.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_940/24jikantv-ii/m_24E69982E99693E38386E383ACE38393E38389E383A9E3839EE38080E995B7E780ACE3818FE38293E38080E5BA83E69CABE38195E38293-cb736.jpg

 

がしかし、今作は決して重い作りにしなかった。LGBTをメインテーマにせずに、LGBTの人が普通にいる世界。ある意味公平な世界観を作っていたのが素晴らしい。

だって、障害者だったりLGBTだったり社会的弱者を描くと、その人が可哀想って思わせるドラマが多いじゃないですか。

 

でもこの映画はLGBTであろうが何であろうが、あくまでも他の人と平等に描く。とっても公平なんです。そこが本当に良かった。

 

よくあるお涙頂戴の「24時間テレビ」系ではなく、NHKの「バリバラ系」ドラマでしたね!

 

障害者の方を集めてバラエティー番組をやっている、世間一般からしたらとても攻めている番組です。こういう番組があるから、受信料払っちゃうんだよなー。。。

 

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生田斗真(ちゃん)を含めた群像劇として優秀

 

生田斗真(ちゃん)だけがトランスジェンダーでLGBTの役で、生田ちゃんだけをメインにしてるのかなぁと思いきや、そうじゃありませんでした。

生田くん=主役というイメージはマスコミのニュースで植え付けられただけで、実際様々な立場の性の悩み・人生の悩みを描いた群像劇として優秀でした。

 

生田ちゃん以外にも、トモちゃんの同級生カイくんが男性好き(ゲイかどうかは不明)で、母親の小池栄子に嫌悪されて人生に苦しむ描写があったり、生田ちゃん以外の人物の人生にもスポットライトを当てている作品でした。

 

かなり登場人物が多くて描くの大変だったと思うのですが、適切な編集・情報量のバランス調整によって、それぞれのキャラクターのバックボーンや抱えている課題・人生の結末を丁寧に描いていた点で素晴らしかったです。

 

https://kareamu.com/about/img/cast_map.png

 

 

 

 

 

監督のち◯こネタに爆笑

 

 

生田斗真ちゃんは外見(身体機能も)は完全に女なのですが、戸籍上は女。

 

女になるためには市役所で手続きすればいいのですが、なかなかしない。

 

女に手続き変更するためには「男の煩悩」を捨てないといけないのですが、その「煩悩」を捨てるために生田ちゃんが取った行動とは、、、、、

 

 

ち◯こを100個作ってお焚きあげすること

 

 

 

いや、このシーンには笑った。

荻上監督が本気でち◯こ好きなんだって思ったし、荻上監督のことを好きになれました。だって、同じ女性監督でも山戸結希さんとかは絶対に出来なそうだし笑

 

監督、ち◯こ好きなんですね!!!!

 

僕もち◯こ大好きです!!!!!!

 

 

 

詳しいことはネタバレできませんが、あとは劇場でチェックしてください!!!!

その時、タイトルの「本気で編むときは、」の意味が分かりますwwwww

 

以上!!!

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