Machinakaの日記

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映画「海賊とよばれた男」批評と感想とネタバレ 迷うことなき駄作!「日本マンセー!」映画はエモクてキモくて最悪です。

感想

 

感想

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感想感想

感想 

 

こんばんは! Machinakaです!!

 

 

今回批評する映画はこちら!!

 

 

 

「海賊とよばれた男」

 

 

 

 

海賊とよばれた男

海賊とよばれた男

  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: Prime Video
 

  

 

 

はい、山崎貴監督と百田尚樹原作のタッグがまたしてもやってまいりましたー!!

 

もちろん東宝配給で、日本の総力を挙げて製作した「感動作」のような映画ですよね!

 

大々的に宣伝もしているし、これは傑作の予兆、、、、予感が、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

え? 貼ってる写真が変だって? 「海賊とよばれた男」じゃないって?

 

 

 

いやいや、この映画を象徴するのは、この「ひらパー」の宣伝ポスターがぴったりなんですよw

 

本当にねー、岡田君はよくやってるよ! 頑張ってるよ!!

 

「結局やらされた男」ってのがねー、本当にしっくり来る。

 

 

ということで、前半からこのふざけっぷりを見ても分かると思うんですが、今回は酷評回となっております。。。

 

 

ですので、原作ファンの方、岡田准一くんのファンの方は、今すぐにこちらのブログを閉じていただいた方がいいです。

 

岡田准一くんは頑張って演技をされてましたし、日本アカデミー賞にも引っかかってくるでしょう。岡田さんがいないと、成り立たない映画でしたからねー。

 

 

岡田准一くんには恨みはありませんよ? ありませんけど、作品が駄目なんですよーーー。。。

 

 

 

はい、ということで、もう一度言いますけども、これから酷評をしますから、作品およびキャストファンの方は、恐縮ですがご退席をお願い致します。。。。

 

 

 

 

 

 

 

はい、もうそろそろいいかな? ということで、

 

 

「海賊とよばれた男」酷評いってみよーーーー!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

2013年度本屋大賞第1位を獲得した百田尚樹の同名ベストセラー小説を、同じく百田原作の「永遠の0」を大ヒットさせた岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公・国岡鐵造を岡田が演じ、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一ら豪華キャストが共演する。主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造は、北九州の門司で石油業に乗り出すが、国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちふさがる。それでもあきらめない鐡造は、型破りな発想と行動で自らの進む道を切り開いていく。やがて石油メジャーに敵視された鐡造は、石油輸入ルートを封じられてしまうが、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を秘密裏にイランに派遣するという大胆な行動に出る。それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為だったが……。

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「海賊とよばれた男」予告

 

 

 

 

 

 

監督・キャスト

 

監督はこの方、山崎貴さんです!

 

 

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彼の概要を抜粋しますと、、、、

 

00年、「ジュブナイル」で監督デビューを果たし、続く「Returner<リターナー>」(02)でもVFX満載の映像で注目を浴びる。「ALWAYS 三丁目の夕日」(05)ではCGを駆使して昭和の町並みを見事に再現、日本アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む16部門を制覇し、続編「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(07)、「ALWAYS 三丁目の夕日’64」(12)も大ヒットを記録した。以後、国民的アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写化「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(10)や百田尚樹のベストセラー小説を映画化した「永遠の0」(13)を監督し、岩明均の人気漫画を実写化する「寄生獣」2部作(14、15)のメガホンをとることも決まっている。実写作品だけでなく3DCGアニメでも手腕を発揮し、「フレンズ もののけ島のナキ」(11)と「STAND BY ME ドラえもん」(14)を八木竜一と共同で監督する。

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一言で言えば、「昔は好きだった」監督ですw

 

「ジュブナイル」だったり「リターナー」だったり、VFXの技術に驚きワクワクした少年時代を、監督が作ってくれました。これに関しては感謝したい!

 

特にジュブナイルはねー、当時小学生だった私を、本当にワクワクさせてくれた映画でねー。楽しい思いさせてくれましたよ、、、 そう、昔はね笑

 

 

最近は「ALWAYS」や「ヤマト」や「永遠の0」、そして「STAND BY MEドラえもん」等、、、

 

大ヒットは飛ばしているものの、内容は「?」と思うような作品ばかりです! 

 

言うならば「有名無実な作品」ばかり作ってるよね! 

ヒットは飛ばすけども、面白い作品は作れないって感じ。

いやいや失礼、、私には肌が合わないだけですよね笑

 

 

大衆が好むような、感動シーンを意図的に作って、観客の映画リテラシーをすごく低く設定して、非常に陳腐で表面的な「感動映画」を量産している人です! って個人的には思ってます!! ファンの方ごめんねー、でもね、映画ファンの私としては、これらの映画を肯定するわけにはいかんのですよ!

 

 

 

映画を見ていると、「ほら、ここが感動するだろ?」とほくそ笑んでる監督が目に浮かんでしょうがないんですよねー!!

 

「感動の押し売り」

「感動のセールスマン」

 

って言葉がぴったりだよねー! ただ、セールスマンとしては非常に優秀なんだけれども、、、、笑

 

 

 

 

 

特にですねー、「STAND BY ME ドラえもん」は、既存の感動シーンの寄せ集めで、映画監督としてのクリエイター魂がまるで感じられない、駄作でしたねー。

 


[STAND BY ME ドラえもん]予告篇1

 

僕がこれまで何度も言ってきた、「感動の押し売り」が、この映画ではピッタリはまってますよ!

 

何故なら、キャッチコピーで監督の意図というか、、いやらしい策略が見え見えじゃないですか?

 

 

覚えてます?

 

「一緒にドラ泣きしませんか?」ってフレーズ

 

https://la-cuna.sakura.ne.jp/sblo_files/la-cuna/image/la-cuna-2014-08-28T09:38:10-1.png

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本当にねー、気持ち悪いよ!! 

 

ドラえもんという可愛らしいキャラクターを利用して、加齢臭プンプンのおじさんたちが「ドラ泣きでいきませんか?」というゲスい発想が透けて見えるよ!!!

 

ちなみに、ドラ泣きって検索すると「ドラ泣き 気持ち悪い」って検索してる人も結構多いみたいですよ。良かった、仲間がいて、、、、

 

 

 

職業監督に徹しているのはいいんですけど、あまりにも観客をバカにしてねぇか? 

 

って思う説明過剰なナレーションやセリフが多数で、映画的に見せる=魅せるって工夫を全くしていない、映像を見ても何も興奮しないいんですよねー。

 

というわけで、僕が大嫌いな監督ですww だから、この作品の第一印象は悪かったんですよねー。というか「最悪」だよww

 

 

 

 

 

そして、主演は岡田准一さん!!

 

個人的にですけど、すっごく尊敬している人ですっ!!!

 

https://enjoy1234.com/wp-content/uploads/149.jpg

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まずねー、カッコイイですよ! ジャニーズはもちろんのこと、芸能界で一番好きな顔ですよ!!

最近はイケメンと言っても女性的で優しい顔のイケメンが多いじゃないですか! とってもフェミニンっていうか、、

 

本当にねー、お前ら男が好きって言っておいてこんな女みたいな顔が好きって、結局女に寄せた顔が好きなんじゃねぇか、男が好きじゃなくて女が好きじゃねぇかって、凄い偏見持ってしまうんですけども、、、

 

ま、男らしい男顔している私としては、そんな女顔の男がモテる風潮に嫉妬してるだけなんですけどもww

 

でもね、岡田さんは男らしい顔でカッコイイ!!

そしてね! バラエティ番組でも活躍して、カッコ悪い役回りもキチっとする!

 

冒頭にお見せした大阪の「ひらパー兄さん」って仕事もそうですけど、イケメンなのにダサい役回りもちゃんとするってのが、尊敬できる部分なんですよねー。

 

私的には、「学校へ行こう!」の岡田さんが大好きだったなぁ、、、

 


学校へ行こう! みのりかリズム4 V6 岡田 森田

 

ちなみに、岡田准一さんの主演映画で「エベレスト」が最近ではありましが、私のブログでは大酷評してしまいましたね、、、

 

 

 

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何回も言いますけど、私は岡田さんのことが好きなんですよ? 好きなんだけど、作品に恵まれないんだよなーー。。。。

 

 

 

 

 

はい、ほかのキャストはこんな感じ!!

 

はい、綾瀬はるかさんや吉岡秀隆さん、染谷将太くんなども登場して、これだけでギャラいくらぐらいだよーってワクワクしちゃうよねw

そ・れ・に!! 私が大好きな鈴木亮平さんも出演してるし、実に楽しみな作品!! だったんですけどねーー。。。笑

 

 

https://img.eiga.k-img.com/images/buzz/56522/photo_all.jpg?1457592831

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映画を見るポイント

 

 

はい、この映画はですねー、ある「ジャンル」に分類することができると思うんですよねー。

 

それは、、、

 

 

「日本マンセー!」映画であると。

 

 

はい、「日本万歳!」でもなく「日本凄い!」でもなくて、「日本マンセー!」なんですよ。

 

簡単に言えば、日本の偉人を取り上げて、昔の日本は素晴らしいんだ! 日本人ってこんなに美しくてたくましいんだ! って、堂々とPRする映画のことですよ。

で、やたらと感動を押し付けて、「日本人であることを誇りに思う」と観客に言わせるような、悪い言い方をすれば「プロパガンダ映画」なような気もします。

で、なんで「マンセー!」って名付けてるかというと、、、、「かの国」に近いようなエモい演技が多くて「おら! お前らも感動しないと非国民だぞ!」的な押し付けが酷い絵作りになってるからなんですよねー。

 

でもさ、そんなのは民主主義・資本主義の日本でやる必要ないでしょw 社会主義の国でやってくれよww

 

 

最近のテレビ番組だと、日本人は凄い!みたいな番組が多くて、すごく辟易してます。。。

 

 


世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団 2016年12月3日 161203

 

 


北朝鮮子供の歌番組wwwwwww

 

 

で、今作は間違いなく「日本マンセー!」映画だと思うんですよねー。

なぜかというと、原作に百田尚樹さんがいて、監督は山崎貴さんだから。

 

永遠の0やALWAYSなどは、間違いなく「日本マンセー!」映画だと思うんだよなー。昔の日本を賞賛して、あたかも戦争を正当化するようなね。。。

 

それで言えば、宮崎駿の「風立ちぬ」なんかも同じく日本マンセー!映画なんですけどね、、、、

 

あ、山崎貴監督以外にも、日本マンセー!映画はたくさんあります!

例えば「海難1890」なんかが代表例ですよねー。

 

これが日本アカデミー賞に何個もノミネートされるっていうねー。とても政治的臭いのする映画なんですけども、、、

 

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日本はトルコ人に好かれている、その理由を映画で散々説明している映画ですけども、、、

 

 

 

はい、とにかくですねー、、、

日本マンセー!映画ということで、見る以上は覚悟しないと行けないですよ。直接的に「日本はすごいんだぁ!」って賞賛する映画なんですからねー。でも、この映画を見る前にどれだけこのことを意識してるか、、、笑

 

 

 

 

はい、前置きが長くなりましたけども、それでは映画の感想に入りたいと思います!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画の感想

 

 

 

 

 

はぁ、、、、、

 

 

オイオイおいおいおい!!!

 

 

予想通りの「日本マンセー!」映画だったよ! ていうか、予想以上にひどかったよ!!!

 

 

迷う事なき駄作! 

 

作り手は観客の事に目も向けずに、試写会に招待したスポンサーや特定の企業に見せるために作った「接待映画」でしたね!!

 

だから、観客が喜ぶポイントを一切排除して、エンターテイメント性を一切排除した。

その代わりに、クソみたいにエモい演技を積み重ねて、薄っぺらい戦争描写を加えて、やはり「感動作」の押し付けをしたクソ映画になっている。

クソにクソを積み重ねて高く積み上がった「クソT京タワー」みたいな映画になっちゃったよ!!! 

 

 

こんな映画、絶対に見ちゃいけない!!

 

 

 

 

もうねー、本当に生理的に無理な映画だったねー。

 

 

はい、色々文句はあるんですけども、まずは「観客の目線に立った映画作り」が全くできてないってところがミソですねー。

 

 

この映画は一体何を目指してたの? それはもちろん、試写会に招待した特定の企業のため、日本をとにかく褒めて欲しい人にのみ作った映画なんじゃないかなーと思うのです。

つまり、一般の観客向けには作られていない! ごくわずかの日本人にしか作られてねぇんだよ!!

 

この映画に一切の笑いが排除されて、薄っぺらい感動シーンが挿入されてるあたり、俺みたいなうるさい映画ファン向けではないってことは明らかですね。

おとなしく劇場を鑑賞し、クスりとも笑わない日本人観客をターゲットにしてると思います。つまりねー、ライブとかに一回も行ったことないような、騒ぐのが苦手な日本人、それに海外旅行も行ったことないような、日本でしか生活してないような、非常に日本好きな人たち(かなり表現緩くしてますw)をターゲットにしてると思うんですよねー。

 

 

だからあんなに感情移入できないんだなー。観客が喜ぶポイントを全く作らないんだもん。

 

その代わりに、「日本人は凄いんだぞー!」「お前ら感動しろ!」と強制的に涙を強要させるような、そんな強引な映画の作り方に、本当に萎え萎えしちゃいました。

 

 

だって、この映画のどこに感情移入すればいいか、全くわからないんですよ。

無条件で頑張る国岡鐵造さん、及びその部下の心情は一切描かれず。どうやっても感情移入できない。 もっと言えば、「現実離れ」してるんですよねー。映画である以上、フィクションなのは間違い無いんです。岡田くんが、戦後間もなく会社を経営してるわけじゃ無い。でも、映画ではあたかも「実在してるかのように」演出するのが常識でしょ!?

 

 

 

 

 

エモさの過剰インフレ&軽薄な戦争描写のケミストリーが駄作の決め手

 

 

 

 

 

でもねー、この映画は違うんだよ。「実在するかのように」という目標は優先順位が非常に低い。その代わりに「エモさマシマシ!」と言わんばかりに薄っぺらい感動シーンを加えている。

 

というかね、エモさの過剰インフレが劇中で起こっていて、これが駄作を傑作するきっかけになってるんですよ。

 

本当にねー、予告編みるだけでやめておけばよかったよ。本編を見るんじゃなかった。。。

 

やはり、「日本マンセーー!」映画は確かに健在だったよ。。。。

 

比べるのは申し訳ないけども、アニメ映画の「この世界の片隅に」は非常にリアリティを追求して、キャラクターがあたかもこの世界にいるような、作画でしたねー。

 

 

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でもこの映画は違うんだよ。戦争描写も非常に薄っぺらい。薄っぺらいシーンが積み重なって映画を作ってるもんだから、結局盛り上がるシーンはほとんどないわけ。

 

特にねー、個人的に薄っぺらいなぁって思ったのは、兵隊さんを乗せた船のシーン。既に戦争が終わって、日本に帰ってくるシーンなんですけど、、、

 

 

 

誰一人として、かすり傷一つ付いてないんですよ!!!!

だから、血が付いたり包帯を巻いてる人もいない。。。

 

は!? 

お前本当にバカ!? 

 

戦争から帰ってきたのに、全員が怪我ひとつないってどういうことだよ!!!

 

作り手は正気なのか!?

 

 

 

そんな元気ビンビンな兵隊さんが、「日本が見えたぞーーー!!! やったーー!!」「ウォォォーーーー! 陸が見えたぞーーー!!」

 

と、例のごとくエモいもんだから、「頑張って演技してるんですねー、お疲れ様です」とシラけてしまうんですよねー。

 

とてもじゃないけど、戦争から帰ってきた兵隊さんには見えない。兵隊の演技をしている「人達」にしか見えない。

 

軽薄な戦争描写があるから、エモさが余計に目立つ。

リアリティがないまま大声を連発して叫びたがるもんだから、観客は作り物だとハッキリ認識してしまう。

 

エモさの過剰インフレと軽薄な戦争描写が生み出すケミストリーこそ、この映画を駄作にせざるを得ない要因なのです。

 

 

 

 

 

 

監督は何がしたかったのか? 

 

 

 

上にも述べた通り、監督的にはリアリティなど追求してなかったんだろうな。

 

それよりも、エモい演技で観客を煽って煽って、泣けそうなBGMで煽って煽って、単純に「勢い」で観客を泣かそうとしたんだろうな、、、

 

もうねー、いかにも男臭くて、強引な手法ですよね。

もはや「脅迫」に近い。「感動脅迫」だね。

 

このシーンだと泣くに違いない。だって観客はこんなシーンが好きなんだろ? 大事なキャラクターが亡くなれば泣くんだろ? 感動的なBGMと感情的な演技をすれば泣けるんだろって。

 

もうねー、そういう発想する映画は野蛮だね。この間も、大友啓史監督の「ミュージアム」があったけども、あれも小栗旬のエモさが過剰だったよ。小栗旬がずっとエモくて、演技にメリハリがなかった。

 

 

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今回はその過剰なエモい演技が岡田准一さんに転化してるわけだけど、、、

 

小栗旬さんの狂った刑事役と比べると、岡田くんの鐵造役は昭和の偉人伝みたいなキャラクターだから、エモい演技をされると余計に息苦しい。

何も「ほつれ」のようなものがなくて、外連味がない。愛着が湧かない。

 

ただただ、「熱い演技をする岡田くんを見ておけ! そしたら自然と感動するから!」って監督からのメッセージが伝わってくるような。

 

でもね監督、、、、、何も工夫がないと、熱い人を見ていてもコッチも熱くなれないんだよねー。

 

 

まとめると。。。

 

監督は我々観客を無理矢理泣かそうとしているんだよね。あと、無理矢理感動させようとしている。しかし、その方法が単調で、全く泣けない。その方法ってのが「過剰なエモさ」にあるわけだが、エモい演技=必死さが伝わって泣けると監督は思ってるわけだ。

「俺たちはこんなに頑張ってるんだからお前らも泣け!」ってね。

 

いや泣けねぇよ。むしろ、「こいつのギャラいくらだろう?」って余計なこと考えちゃうよw

 

 

 

 

驚愕のダサダサ音響 なぜ誰も指摘しない!?

 

 

今まではエモい演技を指摘したけども、音響も酷かったよ。。

 

特にねー。今まで無音だったのに、急に感動的なBGMが爆音で流れてくるのが本当に無理、、、

 

「はい、これから泣きモード入りますー!!」

 

みたいに強引な音楽の使い方で、作曲した人に申し訳ないと思わないのかな、、、

 

そして、一連の強引BGM演出を見ていると、監督ってスゲェ強引な人なんだろうなぁ、、、って思う。監督以外は「無理矢理だなぁ」って思ってるはずだよw でも、監督って立場上誰も指摘できない。プロデューサーは利益のばかり考えて、監督に口出しもしてないんだろうな。。。

 

監督が強引なのは、悪い事ばかりじゃないと思う。強いリーダーシップがあるって事だから。でもね、だからと言って良い作品が生まれるとは限らない。

 

強引といえば、海賊とよばれた男の岡田くんの役回りも、かなり強引な人物だ。おそらく、監督は岡田くんに自分の人間性を込めたのだろうな。。

しかし、そんな深読みをしたところで、良い映画とはとても思えないんだが。。。

 

 

すいません、趣旨がずれました笑

 

 

 

 

あとね、音響の使い方で一番残念だったのは、誰もが知っているあの歌の使い方ですよw

 

ネタバレしちゃうけどさ、「リンゴの唄」の使い方ですよ。

 


りんごの唄 並木路子

 

 

この歌は、戦後の復興の象徴として有名な歌ですよね。だから、この映画においては必ず挿入歌として欲しいところですよね。

 

でもねー、使い方が最悪なんだよ。この映画は、、、

 

 

とあることから、岡田くん率いる國岡商会はラジオの修理を任されることになるんですが、業務委託しようとしても中々理解してもらえない。

でも、なんとかラジオを直さないといけない。そう考えた社員は、プレゼンの時にラジオをその場で直してみせる。

 

 

すると、ラジオから「赤いー、リンゴーに、くちびる寄せてーー」

と、サビの一番最初から流れるという、素晴らしいタイミングで曲が流れるんですwww

 

 

おいおいオイおい!!!! 監督よ、お前ラジオ聞いた事あるのかよ!?!?!

 

絶対にラジオ聞いた事ないだろうな、、山崎貴さんって。

 

 

ラジオってさぁ、音楽プレイヤーじゃないんだよ!! 自分の都合で音楽を再生・停止・巻き戻しできるわけないの!

 

だから、ラジオから「リンゴの唄」のサビが最初から流れるような都合の良い展開なんてありえないんだよww

 

せめて、ラジオパーソナリティの声が流れてきて、曲紹介してるところから始めてもらえると「ラジオ感」が伝わってくるけども、、、

 

ま、そんなこと言っても無駄か。監督はラジオってものを知らないし、興味ないんだから。。。

 

 

はぁ、、、本当に監督に共感できる部分がねぇ、、、、

 

 

 

はい、以上でございますー。。。

 

壮大な愚痴にお付き合い頂きありがとうございます〜〜。

 

 

 

 

 

 

 

さ、来週はローグワンじゃいっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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