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Machinakaの日記

新作映画の情報・批評を、裏ネタ満載で包み隠さずお届け

年間ベストが決定しました! 必見! machinaka.hatenablog.com

映画のR指定の決定は「映倫」じゃなかった!? レイティングの真実を追跡!

 

 

 

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決定権は誰にある?

 

映画のレイティング、、全年齢、PG12、R15指定、そしてR18、、、、

 

映画のレイティングは「映倫」が「決定」している。それが常識だと思ってる人多いですよね。映画ファンの人は当然、考えてるはずです。というか、世の中の常識です。

 

でも、よくよく調べてみたら、映倫ってレイティングを決定してるわけじゃなかった! 真の黒幕は別にいたんです!!!

 

そもそも考えてください、映画のレイティングって、映画の興行収入を左右する大事なところですよ! 企業の利益に直結するわけです。

 

で、個人的には第三者が決定してるなんてありえないわけですよ。

世に言う「第三者」って方便ですから、真実じゃないですから!!

 

だって、会社の利益に直結する話を第三者に委ねるわけないですよ!

 

 

ということで、私的には映画のレイティングってかなり恣意的になってるんじゃないかなぁと感じるわけです。

 

 

 

で、今回調べてみました。なぜR指定にならなかったのか?

まずは映倫の規定から探ってみましょう。

 

 

matome.naver.jp

 

 

今作はR15指定でしたので、R15の基準を以下に載せます。

 


15歳未満の入場・鑑賞を禁止する指定のこと。いわゆる15禁と呼称される。また、R指定と表現する場合が多い。区分表示マークの色はマゼンダ。Restricted(観覧制限)の略号である。
1998年5月以前の一般映画制限付(R指定)及び1998年5月から2009年4月末までのR-15指定を改定したものに相当する。
これまでと同様にPG12より刺激が強いものに加え、いじめ描写や暴力も審査の対象になる。また、放送禁止用語を使用した作品(『寝ずの番』/『座頭市』など)や、北野武監督制作作品(『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』など)の暴力団もの、偽造犯罪(『スワロウテイル』など)を題材にした作品も対象となる。
地上波放送の場合は深夜に放送したり、特にゴールデンタイムに放送される場合は不適切なシーンがカットされることが多い。新聞や雑誌の番組表にも「R-15指定」または「R15+指定」と表記されることがある。

 

映画のレイティングシステム - Wikipedia

 

はい、要約すると、いじめ描写・暴力描写、そして放送禁止用語という2つが審査の対象となるみたいです。

 

ぶっちゃけ、明確な基準ではありません。定量的でもないし。

で、映倫の審査って誰がやってるのか? 末端の審査員は誰か分かりませんが、決定権を持つ人たちの名前や肩書きは分かりました。

 

映画倫理委員会という委員会がトップに出てきました。委員長の大木氏は元NHKでBPOにも勤めていた経歴があるみたいです。しかし、この委員会の具体的な活動は分かりません。とにかく、映倫の顔を表現してるんですかね。

 

f:id:Machinaka:20161125020820p:plain

 

 

 

そしてもう一つ、「年少者映画審議会」という審議会がありました。

 

ここを見ると、学識経験者で、お堅い感じ。ただ、この委員会は「推薦する映画を選定」とあり、レイティングを選定して区分をつける権利はなさそうです。当然ですが、すべての邦画をこの人数で捌けるわけないです笑

 

 

年少者映画審議会は、「映画倫理綱領」第3項にもとづき、映画倫理委員会委員長の諮問機関として、年少者の成長と福祉に資する映画について助言を行い、年齢層に対応して推薦する映画を選定する。

委員長

吉永みち子(文筆業)

副委員長

緑川由香(弁護士)

委員

松田美佐(中央大学文学部教授)

 

川上隆志(専修大学文学部教授)

 

土肥信雄(法政大学・立正大学非常勤講師)

 

村上 豊(元桐朋女子中・高等学校校長)

 

森 恵子(武蔵野大学非常勤講師)

 

田中早苗(弁護士)

 

鈴木 卓(元マスコミ倫理懇談会全国協議会 事務局長)

 

 

 

「映画維持委員会」

 

 

 

最後に「映画維持委員会」なるものが出てきました。ここが大事です。

大事な箇所は文字を大きくしますね。

 

 

 

現在、映画の製作、配給、輸入を代表する 15社によって構成されています。映画倫理の自主的な確立のため「映画倫理綱領」「年少者映画審議会規程」等を制定し、その実施のための公正な第三者機関として「映画倫理委員会」を設置しております。

 

 

 

常任委員長

角川歴彦(株式会社KADOKAWA 取締役会長 会長執行役員)

常任委員

大谷信義(松竹株式会社 代表取締役会長)

 

岡田裕介(東映株式会社 代表取締役グループ会長)

 

松岡宏泰(東宝東和株式会社 代表取締役会長)

 

塚越隆行(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
     エグゼクティブ・プロデューサー)

監事

島谷能成(東宝株式会社 代表取締役社長)

 

朝比奈 豊(毎日新聞社 代表取締役会長)

映画倫理委員会(映倫) | 委員・組織図

 

 

 

うん、怪しいねww

 

あえて「公正」って表現を使ってるところが怪しいよww

 

ここで役職紹介されてるけど、全員株式会社の社員じゃないかw

 

これだけ多くの会社が集まってるってことは、どう考えても公正な目でレイティングできるわけないでしょw

 

 

 

レイティングって言うと聞こえはいいけど、客観的に言えば映画を鑑賞できる人を制限・規制するってことなんだよね。

つまり、映画製作・配給会社としては、自社が製作・配給する映画は「全年齢」であることがベストなわけさ。例えば、R18だったら見る人数がかなり制限されてしまう。それが興行収入に、最終的に自社の売り上げに直結するってことは、会社員である「映画倫理委員会」の委員の方々が一番詳しいはず。

 

で、日本において最も力を持ってる映画関係団体ってどこかって言うと、映倫でもなく、間違いなく東宝株式会社なんですよ。で、東宝が力を持っている以上は、映倫への影響がない、何て言えないよねw

 

だって、どんな業界でも公正さとか公平さよりも、「力」があるかどうかが絶対的な基準になるわけだから。

「正義は勝つ」って言うけど、正義の定義って「力を持つ者」なんだよ。実際の社会はそうだ。うん、これは間違いない。少なくとも僕の経験上そうだよw

 

 

 

映倫がレイティングを「決定」してないのは公式発表だった

 

 

 

で、この利権を持った映画関係者ばかりで構成された「映画維持委員会」の実態を探るべく、「映画倫理要領」なるものを発見しましたよ。

 

ここに驚愕の事実が隠されてました!!!!

http://eirin.jp/img/code-of-ethics.pdf

http://eirin.jp/img/code-of-ethics.pdf

 

 

大事なところを抜粋しますね。

この要領の7章の部分です。

 

 

7 映画倫理委員会による分類区分

この倫理綱領の精神を実現するため、映倫維持委員会は「映画の区分と審査方針」「映画分類基準」の策定を映画倫理委員会に付託し、映画倫理委員会は映倫維持委員会の承認をへた「映画の区分と審査方針」「映画分類基準」に基づいて、 表現の自由を尊重しつつ、すべての映画について、主題および題材とその取り扱 い方を審査し、年齢層に対応した分類区分を行う。

 

ここの文章、色んな枕詞や冗長な表現が入っていて分かりづらいんですけど、普段は学術論文を執筆している僕の目はごまかせません笑

 

ここの7章を踏まえると、映画のレイティングがどのようなプロセスで行なわれているのかを説明するならば、

 

 

「映画倫理委員会は映倫維持委員会の承認をへた年齢層に対応した分類区分を行う。」

 

つまり、映画倫理委員会、つまり映倫がね礼装に対応した分類区分(レイティング)を行っているんです。ここは皆さんが知ってる範疇ですよね。レイティングは映倫がやっている。もはや一般常識です。

 

しかし、「映倫維持委員会の承認」を要するなんて、知らなかったと思います。私も知りませんでした笑

 

つまり、映倫がどれだけ頑張っても、「映倫維持委員会」の許可が下りなければレイティングできないんですよ。

 

つまりですね、映画におけるレイティングは「映倫」が実務を行っているものの、実質的な決定権は「映像維持委員会」が持っているんです。

 

これでお分かりですが、映画のレイティングを「決定」しているのは「映倫」ではなく、「映像維持委員会」なんです。だって間違いないよね。要領に書いてあるんだもんw

 

 

本当に映倫はレイティングの決定権がないのか?

映倫の公式な説明を読んでみました。

 

 

 

 映画倫理委員会(映倫)は表現の自由を護り、青少年の健全な育成を目的として映画界が自主的に設立した第三者機関です。映倫は映画が観客や社会に与える影響の大きさを自覚し、法や社会倫理に反し、とりわけ未成年者の観覧につき問題を生じうる映画については社会通念と映画倫理諸規程に従って、自主的に審査しております。
 また映画製作者が外部からの干渉を排除して自由に製作できる環境を作るとともに、観客の見る自由を保障し、さらに、次世代を担う未成年者がその成長に際し対応を誤ることのないよう配慮しています。

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あくまでも「審査」なんだよね。決定権があるわけじゃない。これも「映画倫理要領」に忠実になっていて、「映画維持委員会」が「承認」という形で決定権を持っているんだと思う。以上の文脈を踏まえれば、「決定」と「承認」という言葉は等価だよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、今一度思い出してください。「映像維持委員会」の委員ってどんな人たちで構成されてましか?

もう一度「映像維持委員会」の委員を紹介します! どうぞっ!!

 

 

 

常任委員長

角川歴彦(株式会社KADOKAWA 取締役会長 会長執行役員)

常任委員

大谷信義(松竹株式会社 代表取締役会長)

 

岡田裕介(東映株式会社 代表取締役グループ会長)

 

松岡宏泰(東宝東和株式会社 代表取締役会長)

 

塚越隆行(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
     エグゼクティブ・プロデューサー)

監事

島谷能成(東宝株式会社 代表取締役社長)

 

朝比奈 豊(毎日新聞社 代表取締役会長)

 

 

 

はい、念のため魚拓〜〜笑

 

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映画倫理委員会(映倫) | 委員・組織図

 

 

公正な目線でレイティングしてると思いきや、映画製作・配給の会社の人ばかりで構成されている委員会なわけです。

この人たちに、公正な目線でレイティングできるわけないでしょww

 

だって、公正な目線で判断してたら、会社の利益を守れなくなるじゃん! 自己矛盾してるんだよww

 

だからねー、おかしいと思うよ。これは。。。

 

特に僕は東宝のレイティングがかなり緩いと思ってるんですけど、ちなみに調べてみたよ。

そしたら、「東宝株式会社」の製作や配給ってほとんどR15ないんだよねw

 

映画倫理委員会(映倫) | 審査作品

 

 

んー、僕的には色々不都合な真実があると思う。世の中ってそんなもんだ。

 

僕はただ東宝を批判したいわけじゃない、映画会社を批判したいわけじゃない。

でも、現在のレイティングって本当に青少年のレイティングを考えてるのかなって感じる。

 

 

 

 

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