こんばんは! Machinakaです!!
こんかい批評する映画はコチラ!!
「湯を沸かすほどの熱い愛」
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はい、宮沢りえとあればスクリーンに駆けつけます!!
前評判が非常に高い、みんな大絶賛の映画です!
私も遅ればせながら、先週見てまいりましたっ!!!
ということで「湯を沸かすほどの熱い愛」批評、行ってみよー!!!!
1.あらすじ
宮沢りえの「紙の月」以来となる映画主演作で、自主映画「チチを撮りに」で注目された中野量太監督の商業映画デビュー作。持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ双葉役を宮沢が、娘の安澄役を杉咲花が演じる。失踪した夫役のオダギリジョーのほか、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎らが脇を固める。
湯を沸かすほどの熱い愛 - 映画特報 [ 宮沢りえ主演×中野量太監督 ]
2.監督・キャスト
監督・脚本は中野量太さん
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すいません、存じ上げませんでした。短編映画を中心に、2000年から活動されているみたいです。
映画の公開前に、文藝春秋から本を出版されているみたいです。
主演は宮沢りえ。 宮沢りえがお母さんか、、、さぞかし羨ましいだろうな、家庭は、、、。 何歳になっても可愛いってどんだけだよ!!
個人的には、16歳でヌード写真集を出したってのが未だに信じられないです。僕はその時赤ん坊だったので、覚えてませんが。
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「TOO YOUNG TOO DIE」では、チョイ役でしたが主人公神木隆之介くんが好きだった女の子(数十年後)を演じてましたね。そこでも母親の役をやっていて、確か娘がいたはず。。。 本作との共通点多いですね!
www.machinaka-movie-review.com
そんな宮沢りえさんの夫を演じるのはオダギリ・ジョーさん!
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か、カッチョイ、、、 宮沢りえとオダギリジョーの夫婦って、、、もう時も過ぎたのか、、、
もう仮面ライダークウガって、ずいぶん前の話なんですねぇ、、、当時はよく見てました。
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そして、宮沢りえの娘が杉咲花ちゃんです!
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か、かわゆす、、、 画像だとだいぶ幼く見えますけども、劇中では確か高校生の役でした。
はい、キャスト紹介はこんな感じ!! 見てからだいぶ時間立ってるので、薄れゆく記憶の中感想を書いてまいりますww
3.映画の感想
冒頭一発目から娘は酷いイジメに遭い、夫は蒸発、母親は末期ガンを宣告される
グツグツの釜湯に入れられたような地獄!
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しかし、余命宣告を受けてからの宮沢りえが強い!
娘にも、蒸発した夫にも、はたまた関係ない人にも「母の愛」で問題を解消していく!!
宮沢りえの熱い愛に、みんなが巻き込まれていく。ちょっとお湯が熱めだけど、彼女には時間がないのだ。
残された時間で彼女は何を選択したのか?
全ての人にオススメなアツイ映画となりましたっ!!!
そして、、、子役の二人はベストアクト!!
長女はイジメどう解決したのか?
そして、次女のあのセリフ、、、
母ちゃんよりも子どもに涙腺が緩みっぱなし!!!!!
冒頭のシーンは地獄絵図
だから、冒頭の家族の状況説明のところは見ていて本当に辛かった。
娘は酷くイジメられているんですけど、そのイジメ具合いってのが、すごくリアルで、、、
直接暴力はされないんですけど、明らかに分かる形でイジメられる。。。
現実に起こりそうなイジメで、僕が中学校だった時もあんなイジメがあったなぁ、、と思うくらい。あれは辛い、、、。
そして、夫はどうやら蒸発しているみたいだし、そのせいで銭湯が営業できないみたいだし、踏んだり蹴ったりじゃん、、、、
と思いきや母の余命宣告ですよ!!
泣きっ面に鉢の状態に、サソリがやってくるみたいな、地獄絵図があまりにも淡々と描かれるんです。これは見ていて辛かった、、、、。というか、現実離れしてて「映画の設定」と割り切ってしまったところもあります。
タイトルの「湯を沸かす」の意味
そして、注目すべきなのはお母さん役の宮沢りえ! この人、余命宣告されてからあまりにも現実離れしていて、こちらも現実離れしてて、凄いお母さんだなぁ、、、と感激してしまいました。
タイトルの「湯を沸かすほどの」って意味が、観る前はよくわからなかったんです。銭湯だから「湯を沸かす」って入れたいのかなぁって思っちゃったりw
ただ、この意味って端的に言うと沸騰お母さんですよねw 映画の設定上、お母さんには極端に時間はない。考えるよりもまず行動。既に湯が湧いている状態って感じなんでしょうか?
さすがに、ヒッチハイカーの松坂桃李に急にハグしたのは、沸騰し過ぎかとも思いましたが笑
ただ、彼女にとっては出来るだけ早く、自分の愛情を伝えたい、そんな気持ちがあったのでしょうか?
これ、観る人によっては興ざめしちゃうかもしれませんね。あまりにも突拍子な行動をするし、考える暇がないっていうか、、、
でも、よくよく考えれば余命数ヶ月の命の人です。悩むより行動って感じでグイグイ引っ張ってた印象があります。
同じ末期がんでも、ジョセフ・ゴードン・レヴィットの「50/50」とは正反対の行動を取ってますよね、宮沢りえって。
こちらは余命宣告されてから主人公がネガティブになっていき、そこを友人がどう助けるかってところがミソでしたけども。今回の宮沢りえは自分が同解決するか、自分に残された時間をどう使うかってところに集中してますもん。
ちなみに、ジョセフはヤケクソになって友人のセス・ローゲンと合コンに行きますからねww しかも末期がんをネタにするっていうガチで笑えない自虐ネタも披露したりww
「母ちゃん」がやりたかったこと
宮沢りえ演じる母親が余命少ない中でやりたかったことは、海外旅行でも、贅沢な食事をするわけでもなく、「家庭の復興」でしたよね。
家庭の復興のために宮沢りえがこなした事って、凄すぎて現実離れしてます。
浮気した夫を許して、浮気相手との間に出来た娘を家族に招いて、すぐに銭湯を開店させて、、、
で、何故かしゃぶしゃぶを朝から食べたり、、、
とにかく、自分のエゴは抑えて、家庭のために自分の余命を犠牲にして、精一杯生きたお母さんでした。
夫のだらしないオダギリ・ジョーとは正反対に笑
現実離れが過ぎていたところも、、、
普通に良作映画だとは感じましたが、何回も述べたとおり、宮沢りえが現実離れしすぎていて、感情移入しづらいところがありました。余命宣告されてすぐに銭湯で泣いていたのは、彼女の心境を表していてよかったんですけど、以降は何もくじけずおじけずに、どうも人間離れしてしまった印象、、、
ま、タイトルにあるように彼女は「湯を沸かすほど」の状態ですから、普通の状態ではないのですけど、、、
ただ、母以外はとってもリアリティのあるキャラクター・設定だったので、ちょっと浮いてしまった印象が拭えませんでした。
あと、前評判が良すぎて期待しすぎたのも悪かった、、、、
難しいね、映画って笑
ということで以上でっす!!!