Machinakaの日記

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「シン・ゴジラ」日本最速レビュー!  原発事故・放射能・シンゴジラ! だけど俺たちは立ち上がる!! シンゴジラは庵野秀明が創る人間讃歌映画だ!

ゴジラ! ゴジラ! ゴジラ! ゴジラとメカゴジラ~♪

 

シンゴジラ!!!!

 

 

こんばんは!! Machinakaです!!!

 

 

ついに本日! ゴジラが日本にやってきたぜ!!!!!

 

 

 

本来ならば明日の朝イチから上映が始まるのですが、、、

TOHO新宿だけ、深夜に上映されるのです!!!

 

 

おいおい、、上映前にすでにゴジラいるじゃん笑

 

https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/moviewalker/moviewalker_58158_0.jpg

 

 

ゴジラがいる映画館とあらば、深夜上映やってますよね! やってなきゃおかしいですよね! ということで、深夜上映に参加して参りました!!!

 

もう、、、眠いぜ笑

 

 

というわけで、約12年ぶりの日本版『ゴジラ』新作!! さっそくレビューするぜ!!!!!!

ネタバレ・予習・批評・感想も、、、

 

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こちらもオススメです!

 

 

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NEW!!

「シンゴジラ」の「シン・解釈」が出来ました! こちらの記事を優先して読んでくださいw

 

 

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1.劇場鑑賞情報

 

 

TOHO新宿で鑑賞、、歌舞伎町に深夜出掛けるなんて、10年前だったら怖くて出来なかったな、、、

 

 

 

 

映画館に行くまえに、腹ごしらえ。

 

桂花ラーメンは、終電前の新宿の喧騒を忘れさせてくれる名店である。

あぁ、これは太るわ笑

 

f:id:Machinaka:20160729052723j:plain

 

 

 

 

さて、TOHO新宿についたぞ!!

 

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劇場は、、、満員!! 満員!!! なんだこりゃ笑

 

 

 

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2.あらすじ

 

 

「ゴジラ FINAL WARS」(2004)以来12年ぶりに東宝が製作したオリジナルの「ゴジラ」映画。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の庵野秀明が総監督・脚本を務め、「のぼうの城」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣が監督、同じく「のぼうの城」「進撃の巨人」などで特撮監督を務めた尾上克郎を准監督に迎え、ハリウッド版「GODZILLA」に登場したゴジラを上回る、体長118.5メートルという史上最大のゴジラをフルCGでスクリーンに描き出す。内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じる長谷川博己、内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役の竹野内豊、米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみをメインキャストに、キャストには総勢328人が参加している。

https://eiga.com/movie/81507/

 

 


シンゴジラ 予告

 

www.youtube.com

 


『シン・ゴジラ』予告2

 

はい、予告を御覧頂くと分かると思います。

映画の宣伝ならではの「全米が泣いた!」、「Yahooレビュアー大絶賛!」などと誇張した宣伝は一切なく、テレビ的なウザいテロップもなく、俳優のセリフもなく、ゴジラの映像だけで宣伝するという、、、

 

いわゆる最近の日本映画の予告ってのは、こんな感じでダサダサなんですよ

 

 

www.machinaka-movie-review.com

 

 

あまりにも宣伝不足な映画ですww だって、普通ならテレビとタイアップして主演俳優さん達が番宣したり、色々営業するじゃないですか。いわゆる「世界の亀山モデル」と言われているものですね☆

 

https://i.ytimg.com/vi/HUrKSRdYfac/maxresdefault.jpg

 

でも、ゴジラは番宣しない。。 他の映画とあまりに違うので、芸能記者から心配されたりもしました、、、笑

 

でも、それが庵野っぽくてゾクゾクきますよw

 

 

 

 

 

3.ゴジラとは何者か?

 

 

 

https://gorby80.com/wp-content/uploads/2015/01/1000-013_big.jpg

 

 

はい、そもそもゴジラとは何でしょうか?

なぜここまでニュースになるのか? 今の若い人は分からないんじゃ?

 

 

ということで、簡単にゴジラをご説明したいと思います。

 

 

そもそも、ゴジラは1954年に東宝から映画化された特撮モノです。54年ですよ、太平洋戦争から9年しか経ってないです。。

 

https://beagle-voyage.com/wp-content/uploads/2014/02/godzilla_1954_poster_03.jpg

 

タイトルに「水爆大怪獣空想映画」とありますね、、、ゴジラなのになんで水爆?と思う人もいるかも、、

 

yahoo知恵袋に秀逸な回答がありました。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

同年3月、ビキニ環礁で行われた米国の水爆実験によって、日本の第五福竜丸が操業中に乗組員全員が被爆した事件に対して、ゴジラという架空の巨大生物を介して米国の核実験を批判した

 

 

はい、1954年は米ソ冷戦の時代真っ盛り。アメリカはソ連を牽制するため、水爆実験を頻繁に行っていたのです。で、日本の遠洋漁船が水爆実験の被害に遭ってしまったのです。。。

 

はい、一方でゴジラはどのようにして生まれたのか?

 

怪獣図鑑にはゴジラは水爆実験によって生まれたと書かれ、最初のゴジラを説明する白黒の写真では、逃げまどう人々の姿も、破壊された東京の風景も、まるで戦争映画のように暗かった。

https://www.axcx.com/~sato/bq/kako02.html

 

つまりですね、水爆のせいで日本の漁船が被爆を受けたことを、水爆で生まれたゴジラ=水爆の恐怖の象徴として、映画を作ってるんですよ!!!

 

ゴジラが作られたのは1954年、映画スタッフが18歳以上と考えたら、全員太平洋戦争を経験しています。もちろん、アメリカと戦った人もスタッフに多くいたんだと思います。

 

「これ以上原爆の被害を増やすな! アメリカ!」と痛烈なメッセージを映画に込めていたのです。

 

 

 

 

で、今回騒がれているのが、シンゴジラのフォルムですね。

今回「シンゴジラ」のゴジラは、初代ゴジラと類似しているみたいなんです!!

 

こちらが初代

 

https://pds.exblog.jp/pds/1/201205/05/91/b0007491_0495925.jpg

 

 

こちらがシンゴジラです。

https://buzz-netnews.com/wp-content/uploads/2016/04/ce363448449c62b9c4b5bceaaf909f58.jpg

 

手の短さ、背びれのカタチ、、、白黒とカラーの違いはありますが、似ているでしょう?

 

コレで分かるかな?

 

 

f:id:Machinaka:20160728210349j:plain

https://www.youtube.com/watch?v=bbQBejYvvEI

 

 

はい、つまりですね。 初代ゴジラのフォルムが近いということは、、、庵野監督が、現代社会に対して、何か強烈なメッセージを込めたのではないかと思うわけです!!!!!!

 

予告編を観る限り、私は「あの災害」をメタファーにしたのではないかと思うのですが、、、、本編観るまで分からん!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.庵野秀明監督の素性

 

このブログでは取り上げるのは初めてかも、、、庵野秀明監督です。

 

 

https://up.gc-img.net/post_img_web/2015/02/349fd5b9b9d9497082b188a5516936ae_23128.jpeg

 

一言で説明すると、「エヴァンゲリオン」を作った人です。

 

 

https://36ch.com/wp-content/uploads/evangelion_p02-large.jpg

 

彼は最初から映画監督というわけではなく、元々はアニメーター(作画)スタッフだったんですね。

 

彼がアニメーター時代に参加した作品は、なんと宮﨑駿の「風の谷のナウシカ」

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/511q5TFJixL.jpg

 

庵野は巨神兵を担当していました。なんか、エヴァっぽいよな、、、

https://ghibli.jpn.org/wp-content/uploads/2013/12/nausica_matome_kyoshinhei.jpg

 

このことは、庵野自身が詳しく語ってます。宮﨑駿への愚痴がたっぷり込められてますwww

 

https://wayohoo.net/images/2014/naushika-annno.jpg

https://ghibli.jpn.org/wp-content/uploads/2011/09/anno_nausica2.gif

 

また、クネクネミサイル、「板野サーカス」で有名な板野一郎の「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」のアニメーターとしても参加。。

 

https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/30/0000820330/88/imgc95761d0zik8zj.jpeg

 

 

さらに、「ガンダム」の富野由悠季とも仕事したことがあるという、、、アニメ界のレジェンド達のシゴキに耐えてきた、、、すごい人です。

 

 

エヴァに魅了されてきた私としては、宮﨑駿が引退した今では、日本でナンバーワンのアニメ映画監督だと思ってます。

 

今はシンゴジラの制作に集中していますが、そもそも、エヴァンゲリオンの映画はまだ完成しておりません、、、!!

 

 

 

2007年の「新世紀エヴァンゲリヲン序」


新世紀ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 序 予告編

 

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]

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2009年の「新世紀エヴァンゲリヲン破」


【フルHD】 エヴァンゲリヲン劇場版:破 予告

 


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 予告編

 

予断ですが、この「破」は6回ほど映画館で観ましたwww

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【通常版】 [Blu-ray]

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そして、、問題作となった2012年の「新世紀エヴァンゲリヲンQ」

 


エヴァンゲリオン新劇場版 Q 最新予告

 

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そして、この映画が公開された後、庵野監督はうつ病に掛かってしまいます。

2013年、うつ病のピークになります。

 

庵野監督が直接書いた、シンゴジラへのコメントがあるのですが、ゴジラよりもまずエヴァンゲリヲンについての謝罪が書かれています。

 

 

 

我々は、何をまた作ろうとしているのか。
そして何故、空想特撮映画を作る事を決めたのか。


2012年12月。エヴァ:Qの公開後、僕は壊れました。
所謂、鬱状態となりました。
6年間、自分の魂を削って再びエヴァを作っていた事への、当然の報いでした。

明けた2013年。その一年間は精神的な負の波が何度も揺れ戻してくる年でした。自分が代表を務め、自分が作品を背負っているスタジオにただの1度も近づく事が出来ませんでした。
他者や世間との関係性がおかしくなり、まるで回復しない疲労困憊も手伝って、ズブズブと精神的な不安定感に取り込まれていきました。

その間、様々な方々に迷惑をかけました。
が、妻や友人らの御蔭で、この世に留まる事が出来、宮崎駿氏に頼まれた声の仕事がアニメ制作へのしがみつき行為として機能した事や、友人らが僕のアニメファンの源になっていた作品の新作をその時期に作っていてくれた御蔭で、アニメーションから心が離れずにすみました。友人が続けている戦隊シリーズも、特撮ファンとしての心の支えになっていました。

同年11月。鷺巣詩郎氏のPV制作をヒントにアニメの短編集企画を思い付いたのも、なんとかアニメの面白さを今一度、体感し、アニメが好きだった事を今一度、確認し、アニメの現場に戻る拠り所を今一度、切望したかったからです。それと、エヴァの制作で疲弊していたスタッフやスタジオにも、エヴァ以外の新企画が必要と感じたからでした。この試みは、日本アニメ(ーター)見本市として現在も継続し、やって良かったと実感しています。

2014年初頭。ようやくスタジオに戻る事が出来ました。それから、1年以上かけた心のリハビリにより徐々にアニメの仕事に戻っています。同年10月に行われた東京国際映画祭の特集企画で、高校時代から自分の作ってきた作品を、素直に振り返れた事も幸いしました。

そして、2015年。旧エヴァの放送から20年後の今、すでに2年以上もお待たせしている、シン・エヴァンゲリオン劇場版の完成への実現に向けた作業も、なんとか進められています。
僕の周囲の方々、そしてアニメファンの皆様が、再び完結に向かうというモチベーションを支えてくれているからです。本当に、感謝します。
そして、皆様から、シン・エヴァの公開まで今しばらくの時間をいただければ、幸いです。

https://www.khara.co.jp/2015/04/01/%E3%80%8E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%8A%87%E5%A0%B4%E7%89%88%E3%80%8F%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9%E6%96%B0-3/

 

 

また、完成報告会見でもエヴァファンに謝罪してます。どんだけファンのこと気にしてるんだっていうww

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

はい、エヴァンゲリヲンを作って精神に支障をきたし、それでもシンゴジラを完成させた庵野監督、、、、映画人として尊敬するよ、、、、。 そりゃあ、エヴァQの時は怒りもあったけどさ笑

 

はい、今日本が誇る最高の映画監督が作ったゴジラの映画、、、

 

その感想はこちら!!!!!!!

 

 

 

 

5.映画の感想

 

 

 

只今、TOHO新宿の待ち合いロビーでスマホ片手にブログ書いてます。

 

 

正直、手が震えてます。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンドクレジットが終わった直後、拍手喝采、、、、スタンディングオベーションをしている外国人。

 

この劇場にいる300人超の人間が、同じ映画を観て感動している。

 

気がついたら、拍手だけでなくゴジラ並みに叫んでいた私がいた。隣の方には大変ご迷惑をかけたかもしれない。

 

 

ジャニーズが出てる訳でも、アイドルが出てる訳でもない映画だわ、みんな、映画の出来栄えに感動してるのだ。。

 

 

 

 

ハッキリ言おう、庵野監督の中で、エヴァンゲリヲンを超えてオールタイムベストだ。間違いない。

 

そして、近年稀に見る豊作と呼ばれている邦画の中でも、本作がナンバーワンだろう。

 

 

 

エヴァンゲリヲンシリーズでは散々叩かれた庵野監督だったが、このゴジラで見事な復活を遂げただろう。

 

 

何故なら、この映画は最もゴジラらしいゴジラ映画であり、、、

と同時に、最もエヴァンゲリヲンらしい映画でもある。

 

ゴジラはゴジラ、エヴァはエヴァ。そうやって俺たち映画ファン、アニメファンは区別して考えていただろう。

 

しかし、庵野監督の考えは違っていた。

 

ゴジラはエヴァであり、エヴァはゴジラなのだ。

 

つまり、本作はエヴァンゲリヲンの精神的続編ともいえる。

 

シンゴジラ=シン・エヴァンゲリヲンであることに、疑いの余地はない。何故なら、劇中でのあの演出に、誰もがエヴァンゲリヲンとの関連を感じずにはいられないだろう。

 

 

あまりの作品の出来の良さに、少々真面目に感想を書きすぎた。ほとぼりが冷めないうちに、声高らかに宣言しておきたい。

 

 

 

 

 

超!超!超!

 

ウルトラ最高に!!!

 

 

本当におもしろかった!!!!

 

男も女も!

 

少年少女も!

 

若者も、中年も!

 

おじいちゃんもおばあちゃんも!

 

全国民、いや全世界の人類にオススメできる、人間讃歌の映画である!!!

 

 

庵野監督は、正直人間が嫌いだと思っていた。何故なら、旧劇場版では人類補完計画を実行し人間は神になり、滅亡した。

エヴァQではサードインパクトを引き起こし、人間を全て絶滅させたからだ。

 

しかし、この映画は違う。碇シンジや、惣流アスカ・ラングレーや、綾波レイなどの超人類はいない。

そして、アメコミのようにヒーローは登場しない。

 

存在するのは、単なる人間である。私や、今このブログを読んでいる諸君等である。

 

東京が、そして日本がゴジラによって侵略される時、今この地球に住む我々人類は何をすべきか?

 

ゴジラに屈するべきか? それとも、日米安保条約を結ぶアメリカにすがるのか?

 

いや、我々日本人は、日本人らしい方法でゴジラに立ち向かう方法があるのだ。

 

そして、5年前。我々は未曾有の大震災に見舞われ、原発の安全神話は崩壊した。

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しかし、何が起こっても僕たち日本人は逃げなかった。今生きている全ての日本人、そして全世界の人類こそ勝者なのだ。

 

まさか、庵野監督から人間の素晴らしさ、生きることへの素晴らしさを教えてもらうとは思わなかった。

 

今このブログを見ている全ての人に伝えたい。いち早くシンゴジラを見てほしい。そして、生きることの素晴らしさを感じてほしい!!

 

 

 

 

 

 

以下、 良いところと悪いところを簡単にまとめてみました。

 

<良かったところ>

 

・ゴジラに現代社会の問題(原発・放射能)を投影させた

・ヒーローもいない、ゴジラと対峙する怪獣も出てこない。いるのは人間だけ! 人間力で勝つ! 人間賛歌の映画を庵野秀明が作ったという衝撃、、、→エヴァファンにとってはこれが本作最大のカタルシス

・迫力ある全編CGのゴジラ! 日本もアメリカ(ILM)に負けてねぇ!!!

・シリアスかと思えばクスッと笑えるシーンも多々あり

・エヴァのBGM、ここはエヴァファンとしては大興奮!

・うつ病から立ち直った庵野秀明のリハビリ映画として良かった

・エンディングの長谷川博己の「まだ終わってない」発言の真意。凍結されたゴジラ、尻尾に使徒らしきものが、、、→エヴァンゲリオンの新作は「まだ終わってない」→これから制作を続けます!→ファン歓喜!!!!!

 

<悪かったところ>

 

・ゴジラをやっつけるシーンにカタルシスがない

・同じく、ゴジラを倒してもインデペンデンス・デイのように派手に喜んだりしない日本人

・石原さとみの英語のウザさ、エヴァのBGMもヤシマ作戦の一曲のみで、いくらアレンジされてても飽きる

 

 

 

 

 

 

 

6.ゴジラ=震災→原発事故の脅威か? そして俺たちは立ち向かう

 

 

 

 

 

シンゴジラでは、内閣総理大臣を演じた大杉漣さん

f:id:Machinaka:20160728201502j:plain

 

官房長官は内閣官房長官が柄本明さん

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そしてこちらが、震災時の民主党・菅直人総理大臣の様子です。

https://www.asahi.com/special/10005/images/TKY201103150192.jpg

 

よく観て下さい、制服がソックリです。

・薄黒い青色

・襟の2つボタン

・左右の黒のワッペン

これで分かる通り、震災当時の内閣を異常なまでにトレースしているんです。

 

こちらが記者会見中の大杉漣さん

f:id:Machinaka:20160728201558j:plain

 

こちらが震災当時の菅直人の記者会見

https://financegreenwatch.org/jp/wp-content/uploads/kanfukushima03-300x215.jpg

 

 

よくよく考えてみくださいよ!! 

 

・主演の長谷川博己さんの役職は、「内閣官房副長官」

・竹野内豊さんの役職は、「内閣総理大臣補佐官」

・柄本明さんは「内閣官房長官」

 

2016-05-04_202730https://newlife2nd.com/wp-content/uploads/2016/04/2016-05-04_202730.png

 

主要キャストに内閣府関係の要職についている人たちばかりなんですよ!!!!!

 

 

そして、内閣府の万策は尽きてゴジラは日本を蹂躙する、、、、

 

これは、「1954年の初代ゴジラ」と同じ構図じゃないですか!!!!

→ご指摘を頂きまして、1954年版のゴジラはほとんど内閣・政府を無視した作りであるみたいです。

 

つまり、これは東日本大震災→原発への恐怖をゴジラに込めてるんですよ!!!!!

 

今回のゴジラは、政府及び内閣の危機管理対策、防災対策の甘さに痛烈な批判をかますのです!!

 

 

 

 

もし2016年の日本に未曾有の大災害が起きて、偶発的に放射能が漏れてしまったら、我々はどう立ち向かうか? そのシミュレーションを盛大にやったような映画です。

 

 

 

先にも述べた通り、アメリカのようにスーパーヒーローがいるわけでもありません。個としては弱い。しかし、個が集団になればゴジラにも立ち向かえる。

つまり、どんな災害があったって俺たち日本人は必ず立ち向かう強さを秘めているし、実際に実証しているんだ。

「俺(たち)は強い!だから誇りを持て! 強く生きろ!!」と、鬱病から立ち直った庵野監督からの強いメッセージが込められているような気がしました。

 

おそらく、庵野監督の本作の意気込みを、主演である長谷川博己さんに投影されている気がします。

 

 

そして、エンディングのあのシーン、、、

言えない、言えないけど、原発事故・放射能のメタファーを考えると、、、、あのラストが強烈に響く、、、、

 

 

だってラストは、、、「凍結したゴジラに使徒らしきものがくっついていて、尻尾はまだ凍ってない! まだ終わらないってセリフは、ゴジラも、そしてエヴァも、、、 (庵野監督自身の)創作活動は終わらないぜ! つまり、次はエヴァンゲリオンを作るぜ!!」ってメッセージに違いないですよ!!!!!

 

あのラストを見る限り、「どうやらエヴァンゲリヲンの新作も、無事に公開、しかもハッピーエンディングで」されそうですね、、、

☆「」内は白文字で書いてあります。スマホの方はコピペしてメモ帳に貼り付けて頂くと、ご覧頂けます。

 

 

7.エヴァ続編を待ち続けてるファンへの過剰な接待映画の一面も、、、

 

 

 

あまり点数は付けたくないんですが、この映画は100点満点中、5億点ですww

 

 

 

 

簡単に良かったところ、悪かったところをまとめますと、、、

 

 

 

 

 

はい。さっくり書けばこんなところですかね。もちろん、完璧な映画とは言いがたいです。欠点もあります。ただし、それ以上に良いシーンが多く散りばめられており、絶賛したくなるような映画なのでした。。

 

そして、絶賛している人の特徴としてはエヴァンゲリオンのファンが多いように感じます。おそらく、実際もそうなのでしょう。

そして、映画の内容を観ても分かる通り、この映画は一般大衆向けに作っていません。

 

むしろ、エヴァンゲリオンのファンに対する過剰な接待に終始した作品だったのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

8.おまけ 日本最速上映直後の会場の熱気

 

 

あと一つだけ書かせてください。

 

toho新宿で見に行った時、会場は拍手喝采と言いました。劇場を出たあともその熱気は収まらず、普段ならおとなしそうな方達がキャッキャ言ってますw

 

動画を撮影してきたので、youtube動画を貼りますね!

 

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「シンゴジラ」日本最速上映直後の会場の熱気

 

どうですか! このお祭り状態ww ポスターには人が群がり、友達と語り合う。外国人の方もいたりして、すごく盛り上がってます!

 

まぁ、、、この男率ですよ! 男!男!男祭りかっていうぐらいw 普段ミニシアターで肩身の狭い思いしてる自分としては、こんなに男性がいる映画館も久しぶりなのでした。。。

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。今すぐ映画館に向かってください!!!!!!

 

 

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