Machinakaの日記

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稀に見る良作アニメ原作映画! ワンピースは俺の初恋だ! 「ワンピース・フィルム・ゴールド」批評

 

 

こんばんは! Machinakaです。

 

今回批評する映画はこちら

 

 

 

 

 

「ワンピース・フィルム・ゴールド」

 

 

 

 

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https://www.charapedia.jp/img_article/120/article_img_9944c0b43957cb2e6f6e06b9ed2bee6b.jpg

 

 

 

はい、ついに来ました! ワンピース映画です。

 

毎年やっていると思いきや、3年半振りなんですね。ポケモンやドラえもん、クレヨンしんちゃんは毎年なのに、なぜワンピースだけ、、、?

 

私が映画館に週1以上で行くようになったのは2014年からなので、今年で3年目! つまりワンピースの映画は映画館で見たことがありません。。。 というかワンピースの映画自体初です!

 

 

他のブログには、ワンピースへの熱い気持ちが込められているのですが、私にはそれほどの情熱はありません笑 一応、コミックスは買ってますけどね。でも最近、コマ割りが細かすぎてコミックスのサイズじゃ読みづらい、、電子書籍にしようかと思っているぐらいです笑

 

はい、無駄話もこれまで! つまり私が言いたいのは、熱量のあるワンピースファンによる映画批評は他で読んで頂いて。。。 私のブログは、私とワンピースがどう関わってきたか、そしてワンピースの映画と他のアニメ原作映画とどう違うのかを書いていきたいと思います!!

 

 

 

 

 

 

1. あらすじ

 

 


映画『ONE PIECE FILM GOLD』予告編

 

 

 

人気アニメ「ONE PIECE」長編劇場版のシリーズ13作目。前作「ONE PIECE FILM Z」(2012)に続いて原作者の尾田栄一郎が総合プロデューサーを務め、ドラマ「謎解きはディナーのあとで」や「LIAR GAME」などの黒岩勉が脚本を担当。世界中から海賊、海兵、大富豪たちが集う世界最大のエンタテインメントシティ「グラン・テゾーロ」。世界政府すら手を出すことのできない“絶対聖域”グラン・テゾーロの支配者である黄金帝ギルド・テゾーロがルフィたちの前に現れ、すべてを金の力で動かすテゾーロの野望によって、世界の勢力図が塗り替えられようとしていた。レギュラー声優陣のほか、満島ひかり、濱田岳、菜々緒、北大路欣也がゲスト声優として出演。

https://eiga.com/movie/82812/

 

 

 

 

はい、ワンピースとしては3年半ぶりの映画ということで、、、

ゲスト声優の多さも驚きですね! 普通なら2−3人程度なのに、今回のワンピースだと9人くらいですか、、、、はっきり言ってみわけつかないよww

 

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2.私とワンピースについて

 

 

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https://www.maniado.jp/usrimg/10_a507096a9ef4b41a68dda1b4fe1dfbcf

 

 

私がワンピースと出会ったのは、小学4年生ぐらいの頃だと思います。多分、4巻あたりまで出てた時代かな、、、従兄弟のお兄さんがワンピースの漫画を持ってきてて、それを読んでたのが始まりだと思います。あと、僕たちの時代はアニメが大きいですね。

 

 

 

僕は東海地方だったんですけど、確か日曜の19時、、、こち亀の後にワンピースのアニメがやっていて、夢中で楽しんでました。

 

 

小学生をワンピースで満喫できた、、しかも漫画とアニメの両方で楽しめた自分としては、ワンピース適齢期真っ盛りでした。むしろ、今の小学生はどうやってワンピースを楽しんでるんだろうと疑問にも感じます。

 

だって、今の8−10歳って、既にワンピースが発刊されて10年以上経ってる世代じゃないですか、どうやって追いついたんだろうと。。。

 

発刊されて以降、常に漫画のトップランナーとして君臨し続けるスーパー漫画だと思います。俳優で言えば、トムクルーズみたいな立ち位置です。

 

 

さて、もちろん泣けて笑えるストーリーや特殊能力の悪魔の実の設定、尾田栄一郎先生の才能には驚かされるんですけど、、、ごく個人的な感想で言えば、ワンピースはコミュニケーションツールの一つとして大変優秀だったんですね。

 

何を隠そう、私の初恋相手、、というか初めて付き合った人が、ワンピース大好きだったんですよ。私もワンピース繋がりでその子と知り合ったりして、、、

 

その子とは小学6年生の頃に付き合ったんですけど、いわゆる引きこもりで、、、、学校の話もできなかったんで、ワンピースが唯一の共通言語だったわけです。

 

私はその子の家に授業のプリントとかを渡しに行ってたんですけど、その時には必ずワンピースの話とかしたりしてました。それで話が弾んだりして、結局付き合うことに、、、

まぁ、中学生に入って部活に入って忙しくなると、一緒に遊ぶ時間も無くなってすぐ別れちゃったんですけどね。。

昔の自分に言ってやりたいですよ、なんで週に一回くらい連絡しないんだってね笑

 

 

多分、ワンピースがなければ出会いもなかったと思います。つまり、タイトルの「ワンピースは俺の初恋だ!」というのは、自分の実体験から来てるんですね。

 

まぁその子とはあまり長く続きませんでしたが、引きこもりの子と付き合うという、今考えると大変珍しい経験をさせてくれたのも、ワンピースがあったからでした。

 

 

すいません、自分の初恋の話という超個人的な話。誰得って感じですよね笑

 

ただ、これだけは言わせてください。

尾田先生、、、僕の初恋を手伝ってくれてありがとうございます!!!!!笑

 

 

 

 

 

 

 

3. ワンピース映画の特徴

 

 

 

はい、他のアニメ原作とワンピース映画の違いは、、、原作者がいかに映画と携わっているかどうか、です。

 

普通は、漫画原作者と映画製作者との関係というのは、とても希薄です。

普通は原作者をよりも担当編集者が映画製作者と打ち合わせをして、その後原作者と打ち合わせるスタイルだと思います。つまり、漫画原作者は後追いで打ち合わせに参加せざるをえない状態に陥ってしまい、原作使用料がもらえるから、映画化を了承してしまう、という形になってしまいがちです。

 

本ブログでも漫画原作の映画は何本も取り上げました。しかし、そのほとんどは駄作、、、、駄作以下のクソ映画になってます。

 

そろそろ皆さん、気づきませんか? 漫画原作映画は、基本的に駄作だと、、、

広瀬すず、山崎賢人、土屋太鳳を中心に、少女漫画原作の映画もどきの作品が乱立しているのは、単に儲かるからですよ?

 

私も、最近は自分から駄作映画を観に行かなくなりました。駄作と分かってて、映画を見に行くことはなくなったんです。

 

 

 

漫画原作の映画は、基本的に漫画原作者との関わりが希薄で映画製作者の都合で勝手に作られる場合が多いと述べました。

しかし、このワンピースは従来の漫画原作映画とは違う傾向にあって、原作者が強い決定権力を持っている映画なんです。

尾田先生は、総合プロデューサーという立場にあって、映画の絵コンテのようなものも書いてます。つまり、漫画原作者のコンセプトやルールが一番尊重されるという、稀有な映画なんですね。

ちなみに、尾田先生は週刊少年ジャンプに連載されてるので、週刊連載を抱えながら映画の製作にも携わっていることになります。

 

普通ならありえないですよ、こんなの笑

 

従来の漫画原作映画なら、漫画の初期からキリの良い部分までを抽出して映画にしますよね。例えば、ちはやふるなんて、初期の部員集めから、ちはやのライバルが登場するまでを描いてます。

 

 

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ただ、このワンピース映画は原作で描かれていない、完全なオリジナル作品なんです。だから、脚本もキャラデザも全く最初の状態からやっているわけです。これを週刊連載の多忙な作家に任せているわけです。

どうりで、本業の週刊連載が休載に近い状態に陥るわけですww

 

 

 

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原作ファンの方からは悲鳴の声が上がっていますが、これだけ映画に肩入れしてれば、週刊連載が厳かになるのは明らかですよ。以外と一週間って短いですからね。。

 

 

ただ、単に映画に集中していたかと言うと、そうでもなくて、、

 

映画の先着特典にワンピース777巻を出すあたり、尾田先生がいかに映画のために、そして漫画のために力を注いでいたか分かります

 

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あと、皆さんが騒いでたトランプの件ですが、私もルフィ単体のカードはなかったですよ。多分、みんな共通なんじゃないかなぁ、、、

 

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漫画原作者が、映画のためにここまで力を注ぎますか?笑

ましてや、映画のために新しく単行本(薄いけど)を発行するなんて、、、

 

せいぜい、パンフレットで短い感想を述べるぐらいでしょう。それだけで十分なんですよ。でも、ワンピースの場合は映画の肩入れ具合が、他の漫画と比べておかしいww

 

尾田先生は、映画でも自分の作品性を重視したいのでしょう。つまり、ファンの気持ちを汲み取っているという見方もできます。

 

また、映画の公開頻度が毎年ではなく3年半振りになった理由も、尾田先生の絵コンテ待ち、、、というのがあったんでしょうね。

 

公開=バカ売れが約束される作品です。普通なら毎年公開したいでしょう。プロデューサー側としては、、、

 

以上を踏まえると、単なる大人の事情で作ってないというのが、ワンピース映画の魅力でもあります。漫画原作を第一に考え、映画を作っていることが伺えるでしょう。

中には、休載なんかふざけるな! と怒るファンもいらっしゃるかもしれませんが、この映画は漫画と密接な関係があると思います。そう考えると、しばしの休載も許せる気がしませんか?

 

 

はい、長くなりました。それでは映画の感想でっす!!!

 

 

 

 

 

4.映画の感想

 

 

「GOLD」にふさわしい豪華な映画! 

 

ザッツエンターテイメントと呼ぶにふさわしいお祭り映画でした!! 夏休み映画はワンピースから始めよう!!!

 

 

 

 

はい、初めてのワンピース映画でしたけど、とても楽しめるお祭り映画でした!!

 

 

 

劇場は109シネマズ木場で鑑賞したんですが、私の周りは全員小学生、、しかも3−4年生かな笑 

 

私の前にイガグリ頭の小学生✖️2、横と後ろに小学生✖️2とお母さんだったのですが、前の小学生と横・後ろの小学生が知り合いだったみたいで、世間話が始まり、、、なんだか気まずい思いをしました笑

 

 

 

さて、本編の批評ですが、オープニングがまず素晴らしい!

 

この映画を見ている人は確実にワンピースの原作やアニメを既に見ている人だと思うのですが、各キャラの自己紹介を丁寧にしてるんですね。しかも、自己紹介シーンが戦闘シーンをこなす間に挟むっていう、なんともスマートなやり方で、、、、

 

オープニングが良ければ大体の映画は良作なんです。この映画も、オープニングから第一印象が良く、最後まで面白い映画に仕上がってました!!

 

 

敵側のギルドテゾーロにもちゃんと悪役になった理由が添えられていて、映画本編と先着特典の777巻にも詳細な設定がつけられているあたり、大人にも楽しめる映画なんだなぁと実感しました。

ワンピースのキャラって、一応悪役と正義の役割分担がキャラに振り分けられているんですけど、基本的にには性善説なんですね。つまり、悪役にも悪に染まるきっかけが必ずあって、最初から悪役にはなってない。

 

漫画では敵役の回想シーンが長くなりすぎてうんざりするんですけど、今回の映画ではそれが非常に少ない。

ギルドテゾーロが倒されるほんの5秒から6秒ぐらいですかね。静止画が何枚か貼られているだけなんです。もちろん、それでも彼が悪に染まった動機が分かるように作られているんですが、ちゃんとしたギルドテゾーロの半生が知りたい方は是非とも777巻を読んでください。

 

同じ映画料金で、漫画+パンフレットがもらえるなんて、なんだか得した気分ですよね。並のパンフレットより情報量多いと思います。多めに刷っていると思いますが、不安な人は急いで劇場に走れ!!

 

 

ストーリーは、オーシャンズ11やミッションインポッシブルやワイルドスピードシリーズと同じ「ケイパーもの」と言われるジャンルですね。集団で敵のアジトへ潜入し、宝物を奪っていく、、、集団スパイものです。

 

小学生もターゲットに入っているので、多少なりとも説明過剰な部分がありましたが、ドキドキハラハラするシーンの合間にギャグシーンが入ったり、サービス精神満載で、とても良かったと思います。

 

特に、ブルックの使い方が良かったです。漫画だと色んなキャラがボケたり突っ込んだりワチャワチャしてるんですが、この映画の場合は、ブルックがボケってのが決まっていて、笑いが整理されているというか、、、hとても分かりやすいコントを見てるようでしたね

 

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5.とはいえ、ゲスト声優の不手際も、、、

 

 

 

 

さて、これまで大絶賛だったんですが、一つだけ欠点があります。

 

それは、ゲスト声優の下手さ、、、

 

 

大世帯のゲスト声優でして、もちろん上手い人もいたんですが、、、今回はメインキャラの声優がマジでダメでした。。。

 

 

戦犯は、真島ひかりと菜々緒

 

 

真島ひかりはカリーナ役

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菜々緒はバカラ役でした。

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この二人は、劇中でも随一の台詞量を誇る重要なキャラなんですね。彼女たちの声を多く耳にするんです。

 

でも、、、、、この二人の声が本当に下手なんだ、、、

 

 

 

下手、下手、、、、、

 

 

抑揚がないし、テンポも一定だし、喜怒哀楽が激しいキャラなのに、どんな場面も同じ声なんだよ。

あとね、彼女たちの声の演技には一切息遣いが感じられない。台本読んでるだけなんだよ、簡単に言えば、クソ俳優なんだよな、、真島と菜々緒ってのは。クソだよ、、、。

 

特に、バカラの演技には萎え萎えです。いくら菜々緒に「ホテルに行かない?」って誘われても、俺なら断るね。だって、感情がこもってないもん。どれだけ自分が酔っぱらってようと、ビンビンだろうと、菜々緒の声を聞いただけで「美人局」の匂いがしちゃう、、、

 

この映画のせいで、菜々緒恐怖症になっちゃったよ。。。。

 

他の人はどうなのか分かりませんが、、、私は普段からラジオを聞いてる分、声に関しては敏感なんですよ。見た目じゃ分からなくても声で芸能人が分かるぐらい敏感なんですね。

それに、もともとアニメが好きな自分としては、プロの声優じゃない人はあまり好きじゃないです。

 

 

例えば、ズートピアでも上戸彩さんを非難してしまって、随分と叩かれたような記憶があります。

でも、僕は今でも上戸彩さんのジュディは明らかに役不足だったと思ってます。日本の声優なら、、、、アニメで活躍してるプロの声優さんを使えばいいのに、、、

 

 

 

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菜々緒の変な演技のせいで、最初から若干テンションが下がってしまいました。

また、真島ひかりさんのカリーナ。これも下手だった、、、

感情がまるでこもってない。声優のテクニックを持ってなかったとしても、カリーナの性格や過去のトラウマを理解して演技に臨むことができなかったのか?

 

できなかったろうね、普通のアニメの声優とは違って、オーディションで選ばれなかったタレントだろうから。そりゃあ演技も適当になるわ。

 

アニメ好きの私から言わせるとだな、プロの声優ってのは本当に大変な職業なんだよ! 事務所の圧力もなく、純粋にオーディションで選考に勝たないとアニメの声優にはなれない。

だから、今回のゲスト声優の人は、もっとアニメ声優を研究して、もっと必死になって演技して欲しいってことさ。ディズニー・ピクサーのレベルぐらい、必死になってくれよ!!!

 

 

スケジュールが逼迫してるなんて、言い訳にならないぞ!

 

この映画はミニシアターじゃないんだ! 北海道から沖縄まで、何百万人の人が、、、アジア全体を含めると何千万人の人がこの映画を見るんだよ!! 

 

アホか、なんでこんな下手な声優を使うんだ!! 監督、プロデューサー、音響監督! 違和感を感じなかったのかよ!!

 

本当にアホだね、、、、これが日本のぬるま湯な芸能界ってことか、、、

 

ゲスト声優を使うのはいいが、もっとうまい人を使ってくれ!!!!!

 

 

 

 

 

 

すいません、つい興奮して長く書きすぎました。

 

 

 

声優の問題を除けば、面白い映画でした〜!!

 

 

 

 

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