こんばんは! machinakaです。
今回批評する映画はコチラ!
「ノックノック」
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はい、我らがイーライロスさんの最新作が、ついに日本上陸です!!
主演は我らがキアヌ・リーブス!! どんだけ男臭い映画なんだ!?笑
イーライロスとキアヌリーブスときたら、観ないわけにはいかないでしょ!!
というわけで早速行ってみましょーー
1. あらすじ
キアヌ・リーブス主演、「ホステル」「グリーン・インフェルノ」のイーライ・ロス監督によるサイコスリラーで、理想的な家庭を築いた良き父親が、一晩の快楽の誘惑から破滅へと突き落とされる様を描いた。仕事のため、家族と離れ、1人留守番をすることとなったエヴァン。その夜、ノックの音に玄関のドアを開けると、そこには2人の若い女性が立っていた。道に迷ったという2人を親切心から家の中へ招き入れたエヴァンは誘惑に負け、彼女たちと一夜をともにしてしまう。それはエヴァンの地獄への第一歩だった。「グリーン・インフェルノ」で初主演を務め、ロス監督の妻でもあるロレンツァ・イッツォが美女の1人ジェネシスを演じる。
はい、家庭円満なキアヌリーブスが2人の美女と出会ってしまい、一夜の過ちが地獄の始まりだった、、、
男にとっては恐ろしくもあり、魅力的でもある話
美人でナイスバディなギャル2人がキアヌのムスコをノックノック!
アナタならどうする?
2.監督の作風
監督はイーライロス。1972年のアメリカ生まれです。最近は毎年一本映画を作っているイケイケな監督です。
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彼の作品には、必ず共通するプロットがあります。因果律やルールと言ってもいいかもしれません。
①主人公には何かの下心があり、誘惑に負けて何かの一線を越えて甘い蜜を吸ってしまうこと
②主人公が一線を越える前に、誰かから「止めておきなさい!」と忠告されること
③一線を越えた後は、天国から地獄へと一変。まさしく自業自得のスリルムービーとなってしまうこと
④最後の最後で、「お前らも気をつけろ!」と教育的なメッセージを語りかけてくる。
主人公が被る全ての被害は自業自得なんですね笑
また、本作を覗いて殆どの作品で、主人公はアメリカの大学生の旅行者であることが多いという、異常に限定されたキャラ設定なんですw
例えば、彼の代表作である2005年からの「ホステル」シリーズ
アメリカの大学生達が東ヨーロッパに旅行したら、宿泊したホステルで会った美女達と一夜の情事に、、、その後は拷問されるハメにw
次に、2012年の「アフターショック」
こちらもアメリカの大学生がバカンスのためにチリに旅行! 仲間の一人が「もう帰ろうよ!」と言ってもパーティーに夢中になっているアホ学生たち。
しかし、パーティー中に大地震が発生! パーティーをしていたクラブの近くには刑務所があり、地震に乗じて受刑者たちが大脱走!!
無法地帯となったチリで、大学生たちは生き残れるのか!?
そして、2014年のグリーンインフェルノ!
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またしてもアメリカの大学生が、南米のアマゾンに環境問題を訴える活動を行う。
しかし、帰りの飛行機が不時着し、出くわしたのは食人族!!
次々と食われる仲間達! 主人公の女子大生は生き残れるのか!?
そして、最近の作風として、カミさんスターシステムを採用している、ということ。
日本でいう、園子温監督と神楽坂恵さんみたいな関係ですw
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イーライロス監督は2013年のグリーンインフェルノで主演を務めたロレンツァ・イッツォさんと結婚したんです。
実は2012年のアフターショックの出演をきっかけに結婚したそうです。
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そして、本作でも彼女を映画に出演させます。役所は、キアヌリーブスを襲う美女! 写真右ですよ!
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映画ではキアヌとセクロスしてるんですけど、あそこはスタント使ったんですかね?笑
私だったら、いくら演技とはいえども、カミさんに他の男のムスコを握らせるなんて、何が何でも拒否です!!!
あ、、でもキアヌ様なら、、いいのか?笑
さて、前置きが長くなりましたが、、、映画の感想です!
3.映画の感想
イーライロス監督、今回もブレてないっすね!!
私の予想通り、イーライロス監督お得意の、「自業自得」型の映画でした。そして、既存の作品と全く同じルールで作られていることにびっくり! 監督、ブレないねぇぇ。。
今まで一度もイーライロス監督の作品を見てなかったり、作風を知らない人にとっては、唖然とするでしょうね笑 だって、たった一度の過ちでなんでこんな目に会わなきゃいけないんだ! 理不尽だろ! と感じるかもしれません笑
この「理不尽さ」や「過剰さ」がイーライロス監督の持ち味で、映画的な表現として非常に優れてるんですよ!!!
ストーリー性より、作品のコンセプトだったり因果律を重視するので、彼の特徴が分かってないとイマイチ理解できないと思います。
逆に、監督の作風を理解している(と自分では思っている)私は、非常に楽しめる映画でした!!
それでは、作品のルールに沿って批評していきましょう。
ルール①
主人公には何かの下心があり、誘惑に負けて何かの一線を越えて甘い蜜を吸ってしまうこと
ここが素晴らしかった! 完璧な誘惑でしたね!!
よくよく考えてみてください。
美人な奥さんと子供二人。絵に描いたような家庭円満です。
壁には家族の写真はこれでもかっていうくらい絵が飾ってあって、ここの時点で笑ってしまいました。だっていくら家庭円満だからって写真貼りすぎじゃないですか!?笑
そんな仲の良い家族ですが、家族は休暇で旅行へ、父のキアヌは自宅で仕事をする。
つまり、彼には珍しい「ひとりぼっちの夜」なんです!!
いくらキアヌが良き夫でも、男がひとりぼっちの夜にどんな妄想を抱いているのかは、、男性諸君なら分かるよね!?笑
そして、深夜に突然キアヌの自宅を訪れた美女二人のベルとジェネシス。どう考えてもおかしいコンビ。絶対家に入れてはいけないような連中、、、そんなことは分かってます。
でも、、、、
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こんなの卑怯だぜw
こんなの、キアヌでなくても、男なら100%家に入れるっつーのwww
私でも、、、多分家に入れる、、、いや絶対ww
この「エロさ」を自分の奥さんまで使って演出したってことと、「ひとりぼっちの男の夜」という最高のシチュエーションを作ってくれた脚本に感謝感謝です!!!
そして、、この後美女二人とキアヌはチョメチョメするんですが、、なんと! 美女二人のオパーイが拝めます!! 再度確認なんですが、片方は監督の奥さんですからね笑
いくら映画とはいえ、カミさんの裸を全世界に公開するって、、、いいのかよww
ルール②
主人公が一線を越える前に、誰かから「止めておきなさい!」と忠告されること
これは、誘った側のベルとジェネシスが自ら何度も忠告してますよね?
自分から家に入ろうとはせずに、キアヌの「おいでよ」の一言を待っている。むしろ、最初は帰りたがっている感じだったしw
中に入れた時点で、もう終わりだったんでしょうねー。この時点で既に、キアヌには罪があるんですよw 理不尽ですけどねー笑
この時のキアヌの笑顔ったらないですよねw
ルール③
一線を越えた後は、天国から地獄へと一変。まさしく自業自得のスリルムービーとなってしまうこと
この映画は、ホステルのような肉体的な拷問は少ない分、精神的な拷問が凄かったと思います。男としての弱みを握られ、夫の尊厳を踏みにじられる設定。正直見ていて辛かったですねー(褒めてます)。
ここの描写は、「美人局怖い!」映画ですね。
甘い蜜で吸わせて、、、
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気がつけば地獄w
ルール④
最後の最後で、「お前らも気をつけろ!」と教育的なメッセージを語りかけてくる。
ここは、最後のシーンでベルとジェネシスがハッキリ言ってましたね。ここはセリフで伝えないで、隠してもらった方が良かったんですけど、、、 多分セリフにしなくても、ちゃんと見てたら分かりますよw
大事なのは、「理不尽な話だなぁー」と嘆くのではなくて、監督のメッセージをちゃんと受け取ることですね。そして、鑑賞後に「お前がキアヌだったらどうする?」ってキャッキャ言い合うのが正しい映画の見方だと思います笑
そして、ベルとジェネシスがボソッと喋った衝撃のセリフ!! これを見逃してはいけません。。。
このセリフから察するに、、、
「あの二人も誰かの指示でキアヌを襲っていた」のです。
ネタバレ防止のため、「」内は白文字です。ドラッグorコピーすれば見れますよ(^o^)
まさにホステルに繋がる構造ではあるんですけど、、イーライロス初見の人には「?」でしょうねww
4.キアヌ様の考察
キアヌ、、、お前って奴は、、、、最高で最低だぜ笑
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見事に美女二人に騙される結果となったわけですが、この映画で余計に好きになった人は多いんじゃないでしょうか?
完璧な汚れ役だったと思いますね。マトリックスで得た名誉と栄光は、、いったい何だったのか笑
気になったのは、前作「ジョン・ウィック」の共通点。
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共通点①:家族が居ない家で襲われる
共通点②:またしても愛犬家
共通点③:ジョンウィックと同じような豪邸
共通点④:紺色のスーツ
単なる偶然なんでしょうけどねー
ただ、ジョンウィックの記憶がまだ新しくて、「これジョンウィックだったら、、、」と妄想してしまうことも笑
5.一個だけ文句を言わせてくれ!
大絶賛で締めくくりたいんですが、一つだけ文句言わせてください!!
今回のパンフは本当に酷いぞ!!!
私は買ってないんですけど、映画館で売っているのを立ち読みしました。
確か4ページくらいしか中身がなくて、500円でっせ!?
確かに他のパンフよりは安いけど、それでも500円っておかしいよね!?
完全に金儲けのためのパンフっていうか、中身のないパンフでしたねー。。。なので、絶対にパンフは買っちゃダメです。損しますよー。。
まぁ私が言うまでもなく、実際の薄さにドン引きすると思いますが笑
はい、ということで、大変おすすめな映画でした〜。彼の作風を理解してから臨むと面白いと思います〜〜〜。