こんばんは、Machinakaです!
今回批評するのはこちらの映画
「探偵なふたり」
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刑事モノと思いきや、探偵ドラマ、、、らしくもない、なんとも不思議な映画でした。
それでは予告をどうぞ!!
1.キャスト
主演はクォン・サンウさん。
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2001年の火山高や、2004年の恋する神父・マルチュク青春通りにも出演されていました。
日本なら一度は観たことあるお顔だと思います。私も何度か観たことはあると思うんですが、残念ながら映画ではなくワイドショーでした笑
2000年代前半の、いわゆる韓流ブームに一役買った人です。
そして、もう一人の主役はソン・ドンイルさん
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最近では2014年の「怪しい彼女」に出演しておりまうす。爽やかなおじさんなイメージですけど、この映画ではギトギトの頑固親父って感じでしたね笑
クォンサンウさん演じる「デマン」は推理小説オタクで、刑事の試験を受けたほど。でも、とある理由で不採用になりました。横のつながりから、警察署にちょっかいをかけ続けてました。
そこにベテラン刑事であるソン・ドンイルさん演じる「テス」が居合わせ、二人の距離が縮まっていくという話になっております!
2.韓国映画の良さが詰まったコメディドラマ
この映画のジャンルは、推理モノ✖️コメディです。
刑事さんもたくさん出てきますが、派手なアクションや銃撃戦は期待しないでください。あくまでもコメディとして観るのです。
二人がタッグを組んで事件を解決していく、という話は日本でもたくさん作られていますね。阿部寛と仲間由紀恵の「TRICK」とかを思い出してしまいました。
しかし、韓国映画で推理探偵モノをやると、タダじゃあすみません。
まず、お下品なギャグが多い。
詳しくは言いませんけど、今回は小学生みたいな下ネタが満載になっています。とにかく汚いセリフや演出を加えて、一つでも多い笑いを提供してやろう、みたいなスタッフの意気込みを感じとりました。数撃ちゃ当たる、方式で造られているので、まるでセス・マクファーレンのようなマシンガン下ネタでした。TEDみたいなね。
隣に座っていた女性の方が、凄いリアクションをされていました。
次に、人を痛めつける描写が凄いが、なぜかコメディ調
日本なら大問題になるでしょうね。この映画、とにかく子供を殴って殴って殴りまくります笑
赤ちゃんのほっぺをガチでつねる、気にくわないことがあったら頭をひっぱたく。とにかく殴る描写がひどいです。子供だからといって、容赦しない様子がビンビンに伝わってきました。
そして、死体の描写ももちろんエグい。。R指定こそないですけど、無残に殺された死体は思わず目を背けたくなるほど。
韓国映画お得意の「死体ギャグ」はなかったものの、終始調子の良い音楽が鳴り響いておりました。
3.とはいえツッコミポイントも満載
笑いを追求しすぎて、物語のテンポがとても悪かったです。特にテス刑事が実は恐妻家だったことがデマンにバレて、それをひたすらいじる下りは、最初こそ笑ったものの、あんだけ引っ張られたら飽きるのも仕方ない。
また、テレビっぽい回想シーンが多く挿入されていて、いちいち過去に立ち戻らないといけない作りになってたのもマイナスポイントでした。
この映画、2時間ちょうどなんですけど、の割に全体が間延びしているんですよねーー。笑いのシーンなんてポンポン進めていいから、推理のところをもっと見せて欲しかった。
4.最終的に、面白い映画だと思ってしまった
いろいろ文句も言いましたが、お下品なネタの連発には笑わせてもらいましたし、映画館で見る価値はあったと思います。しかし、計算し尽くされた笑いじゃないので、たまにすんごいつまらない時もあります。
ファン・ジョンミン、オ・ダルスのような「ベテラン」コンビの出来栄えには到底及ばないものの、一種のキワモノ映画として楽しむことができました。
気になるのは、この映画の原題は「探偵:The beginning」であること。確かに、エンディングシーンもこれから何かが始まるような予兆はありました。
原題を確認してスッキリしたんですけど、これおそらく二人が探偵として独立する前の前日譚だったんだと思います。
あと、専業主夫とか子育ての大変さを謳っている描写は多々ありましたけど、全部コメディのために作った設定だったので、全く重々しくなかったです。
以上です!
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