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Machinakaの日記

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こんな設定見たことない!! 一人の役を123人が演じる異色のラブストーリー 「Beauty inside」批評

映画批評 韓国映画

こんばんは! Machinakaです。

 

 

今回批評するのはこちらの映画

 

 

「Beauty inside」

 

 

 

 

はい、2015年の韓国映画です。

 

タイトルでも言いましたけど、こんな設定見たことないです。

 

とても不思議な感覚で鑑賞できました。この映画の感想・評価・レビュー・若干のネタバレを踏まえて書いていきます。

 

まずはあらすじをどうぞ!

 


映画『ビューティー・インサイド』日本オリジナル予告編

 

 

 

 

  • 監督について

監督は、ペクさん

 

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ニューヨークでイラストレーションを学び、広告デザインで活躍している人です。

LGやサムスンの製品CMを手掛けており、韓国では知る人ぞ知る広告デザイナーなのでしょう。

 

 

最初から映画監督としての活動はありません。

 

今回が長編映画デビューとなっています。なので、知っている人は少ないと思います。

 

 

  • 映画の原作になった短編映画

 

本作を作る前に、40分の短編映画「Beauty inside」を製作しています。そう、タイトルは全く同じなんです。

 

そして、内容も全く同じで、毎日容姿が変わる人物を描いていくストーリーに成っています。

 

そこで、ペクさんは画期的なアイディアで映画を作成します。

 

それは、フェイスブックに自撮りの動画を投稿してもらい、それを主人公の容姿として採用するとういうこと。つまり、素人の顔がそのまま採用されているのです。ギャラが出ているかは分かりませんど笑

 

採用すると言っても、パソコンから流す動画なんですけどね。主人公は毎日顔が変わるので、記録のために自撮り映像を記録しているんです。その記録映像を、フェイスブックから投稿してもらうようにした、と。

 

なんか、普通の映画監督だったら思いつかなそうですよね。素人の映像を平気で使うって発想なんて。

 

ネットで公開されているので、エピソード1だけ公開します。

 

www.youtube.com

 

※あんまり見すぎると映画のネタバレになりますので、ご注意を!!

 

これはとても話題になりますよねー。SNS全盛期の今を巧みに使っていると思います。日本だと、フジの「恋仲」ってドラマが視聴者に告白する相手を投票で決めるシステムを作り、話題になりましたね。

 

あんまり視聴率には結びつかなかったようですが、日本でもこの映画を機会に、素人の動画をドラマに組み込む試みがあるかもしれませんね。

 

 

 

  • 豪華俳優勢ぞろい! 日本のあの女優も主演に抜擢!

主人公は劇中で123人の役者によって演じられています。もちろん123人全員にセリフがあって、ストーリーがあるわけではありませんが、主要キャラは20人を超えます。

 

下の画像に写っている人が全員、主人公であるキム・ユジンです。ちなみに、ユジンは生まれた頃から容姿が変わるわけではなく、もともとは男の子です。18歳の頃から突然変異的に容姿が変わる体質になってしまいます。

 

また、姿形が変わるだけで、記憶や性格はそのままなのです。18歳まで男だったので、女性になってもついつい男らしく股を開けて座ったりします。また、彼の性格はとても大人しく、明るい印象はありません。それもそのはず、顔が毎日変わるため社会と関わりを持ちづらいからです。

 

 

 

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恋人は女性であるため、やはり男性メインになっています。韓国語映画ということもあり、メインは韓国の俳優さんです。

 

韓国の俳優には疎いのですが、イケメン俳優が多く出演しているので、韓流ドラマファンにはたまらない映画になっているでしょう。

男優では、ト・ジハン、パク・ソジュン、イ・ジヌク、イ・ドンウク、ソ・ガンジュンさんがイケメンだなーと思いながら見てました。

 

女優では、パク・シネ、ホン・ダミ、コ・アソンさん、そして日本から上野樹里さんが大抜擢されました!!

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スイングガールズやノダメカンダービレで主演を張った女優さんですけど、今回はかなり大人びた役になっています。キム・ユジンが大人しい性格ですからね、役に合わせたのでしょう。

なので、明るくてちょっとおバカな印象(褒めてますよ)とは大きくかけ離れた、大人な上野樹里さんを見れる貴重な機会です。

 

韓国の女優さんと並べても、可愛かったなー。

 

  • 123人を相手にする恋人とは?

 

こんなトンデモ設定のおかげで、多くの俳優と恋仲を努めなければいけなくなった女優さんとは?

 

ハン・ヒョジュさん。今年28歳の女優さんです。

 

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一言言わせてください。

 

 

「かわいすぎるよ!!!」

 

 

もうね、彼女のために映画料金払ってよかったなって思いました。

 

王になった男や、華麗なる遺産で有名な女優さんです。

 

はっきり言って、外見ならこの女優さんが、映画の中でNo.1でしょう。どれだけキム・ユジンが変身しても、ハンちゃんには敵いません。

 

 

 

 

 

  • 映画のテーマ

監督のインタビューで監督は繰り返し述べていますが、

 

「愛の本質とは何か?」をテーマとしています。

 

恋人役のハン・ヒョジュは、日々変わっていく主人公の容姿に戸惑いを感じます。つまり、彼の外見では全く判断がつきません。彼の内面のみを愛せるかどうか、そこが主題になってきます。

 

 

 

 

 

 

  • 映画の感想(全体的に)

 

 

 

「設定の勝利とはまさにこのこと」

 

 

恋愛映画ならではの欠点や監督の力量不足を、毎日主人公が入れ替わるという設定で補えていると思いました。

 

 

 

とにかく、めまぐるしく主人公の容姿。男になったり、女になったり、おじいちゃんになったり、子供になったり。

 

恋愛映画なので、セリフが多かったり、どうしても鈍重になってしまいます。しかもこの映画は2時間たっぷり。明るい音楽が流れるわけでもないし、演出がとても控えめなので、どうしても飽きる時間ができてしまいます。

 

しかしそれを、一役123人という設定で乗り切っています。主人公の顔が毎日変わるため、つまらないと思ったストーリーでも、朝目覚めればまた別の人になっている。新たなストーリーが始まったようなイメージが持てるのです。

 

 

 

  • ハンちゃんには悪いけど、欠点も多い作品でした。

 

今回が初めての長編デビュー作ということもあり、多くの欠点もありました。

 

まずは映画のテーマである「愛の本質とは何か?」ですけど、そこまでテーマに沿った作品だったかな? と思ってしまいます。

 

何故ならキム・ユジンは、ハンちゃんをデートに誘う時や大事なプロポーズの時には、必ずイケメンの顔になってから登場するのです。

 

もちろん、映画の最初ならいいと思います。誰がどう見ても可愛いハン・ヒョジュ演じるボン・イスに、男ならできるだけイケメンになってからデートに誘うものです。

 

しかし、付き合ってからしばらく経ち、いろいろケンカもした後、ラストを飾る顔が、ユ・ヨンソクさんなんですよ!!

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結局イケメンで始まりイケメンで終わっていて、ブサメン・おじさんキャラにはいいところがないんです!!! それって結局、恋愛は見た目が第一って話になるんじゃないんですか!?

 

恋人とのラブシーンだって、超イケメン&ダンディなイ・ジヌクさんです。

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なんかねー、美味しいところは全部イケメンが持って行く話になっていて、意外性がないんですよね。

 

見た目が全てじゃないってことを伝えたいんだったら、ハゲオヤジの姿でキスとか、ベッドシーンとかやればいいのに!! 

はっきり言って、ブサメンお断り映画です。

 

 

これ私の提案なんですけど、日本上映版だけユジンを上島竜兵に変化させて、突然キスみたいな流れにしたら、超面白かったですよ!!

 

 

 

そのシーンがあったら、恋人のハンちゃんの株も急上昇ですし、外見って関係ないんだな。内面が好きだから、顔がいくら変わっても付き合い続けるんだろうなって印象持つんですけどね。

 

それに、恋人の抱える悩みがセリフのみで表現されるので、説得力に欠ける点。

恋人のハンは日々変わっていく恋人の容姿の変化に慣れず、疲労で倒れてしまいます。もちろん薬を大量に飲むシーンや、初対面の顔で急に触られてビクッとするシーンもありますけど、なんせ「具合が悪い」だけしか説明がないんですよ!!

 

彼女が抱える苦悩は計り知れないと思うし、病気になるのも仕方のないことだと思います。しかし、そんな重病をただ「具合が悪い」だけで片付けてしまうのは、明らかな脚本の練り不足だと感じてしまうのです。

彼女の心理描写も少なく、そこだけは感情移入できなかったです。

 

以上より、主人公は結局イケメン勢が主権を握っているし、恋人の苦悩を描くシークエンスも少ないため、とてもじゃないけど「愛の本質」なんて深いテーマは描けていません。

 

「結局愛の本質って顔なんですか!?」ってつっこみたくなるような作品でもありました。

 

あと、一番致命的だったのは、NHKの朝ドラ並みの超過剰説明のナレーションの多用。あの「まれ」に匹敵するかもしれません。

とにかく大事なシーンでは「私は、、、、、こう思っているんだ」「俺は、、、、したかったんだ」など、心理描写をセリフで説明してしまうので、観客が感傷に浸る隙を与えてくれません。

 

 

 

 

 

というわけで、色々ブツブツ言いましたが、非常に面白い設定&イケメン・美女が見れる貴重な映画だと思います。ただし、恋愛映画としては凡作ですので、ストーリーはあまり期待しないで見た方が得です。

 

凡作と言っても、エンディングでは泣いてしまいましたから。

 

というわけで、これから日本で流行る(かもしれない)面白設定の映画を是非とも劇場で鑑賞していただきたいと思います!!!

 

 

オススメです!!!

 

 

 

 

 

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