Machinakaの日記

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映画「進撃の巨人 end of the world」を正しく理解しよう。 副題「end of the world」は「SEKAI NO OWARI」とは無関係!

 

まえがき

 

どうもこんばんは!! Machinakaです。

 

さて、今週はMARVELから「アントマン / Ant man」が公開されたり、週末は大忙しになる予定です。邦画も負けていませんよ!そうです! 

町山智浩さん脚本の

「進撃の巨人 end of the world」

が公開されます。

 

今週火曜日に放送したラジオ、「たまむすび」にて町山さんが生出演し、「映画ならではの進撃の巨人の終わらせ方」について語ってましたので、放送内容と絡めて、正しく映画が見れるようにお勉強したいと思います。

 

「たまむすび」とは、、、、? 以下の記事をチェック! 

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進撃の巨人は、前作も2回に渡って評論をしてきました。なので今回も予習編&鑑賞後の批評を行いたいと思います。

 

前作の予習・復讐をしたい人は以下の記事をチェックして勉強すべし!

 

前作・予習編

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前作・批評編

 

www.machinaka-movie-review.com

 

 さて、みなさんちゃんと前作の予習はしましたか? では後半の予習に移りたいと思います!

 

「進撃の巨人 end of the world」の徹底予習

 

前作では、キャラクターの人格設定や日本人のみのキャストで大きな話題を呼んだものの、ストーリーライン自体は原作と大きく変更せず。エレンが巨人に変身するまでを描きました。

 

そして後編。

 

原作通りに行くなら、巨人に変身したエレンは敵対する巨人を撃退、街を救う。しかし、巨人に変身したせいで憲兵隊に囚われ、人類の敵とみなされてしまう。そして、直近の原作情報では巨人の秘密がだんだん明らかになっています。

 

ただし、今回のストーリーを作ったのは原作者の諫山先生ではなく、脚本を担当した町山智浩さん! 町山さんいわく、「原作通りにはしない。」とのこと。 

またこれで批判する輩が出るかもしれませんが、みなさんよく考えてみてください!!

 

進撃の巨人は、原作がまだ終わっていません。そのため、原作に沿って作れるはずがないのです。

 

巨人の秘密などをうやむやにして、中途半端に終わらせることもできたらいしのですが、町山さんの映画哲学的にそんなことはできない!と奮起したそう。まじめだなぁ。

 

前作もそうでしたが、進撃の巨人の映画化は原作者の諫山先生と綿密に打ち合わせし、ストーリーを作り上げた作品。これはどういう意味か分かりますか?

 

進撃の巨人が、原作公認で漫画より早く今週末で完結するのです。

 

勝手に原作を取り上げて勝手に終わらせるなら話は別です。しかし、これは原作者公認です。原作はいつ終わるか分からないのです。おそらくこの人気を考えると講談社的には簡単に終わらせないでしょうね。

 

これは原作ファンの人もそうでない人も、社会現象になっている進撃の巨人がどう終わるのか!? 観に行きたくありませんか?

 

 

 副題の「The end of the world」の意味とは?

 

「The end of the world」という曲をご存知か?

 

まず最初に言っておきます。

この副題は、テーマソングを歌う「SEKAI NO OWARI」とは一切関係がありません。

 

 

もう一度言います。

「SEKAI NO OWARI」とは一切関係がありません。

 

副題の意味について、町山さんが前述のラジオで語っておりましたたので、要約します。

 

「The end of the world」とは、直訳すれば「この世の終わり」、「世界の果て」の様な意味です。

話は変わりますが、この副題と全く同じタイトルの曲が1961年に発売されました。スキータ・デイビス (Skeeter Davis)の「The end of the world」です。

 

かなり昔の曲なので、ご存知の方は少ないかもしれません。私ももちろん初耳。

 

この歌詞を見てみると、既に世界は終わったこととして描かれています。

例えば「みんな世界が終わってしまったことを知らないのだろうか?」ーDon't they know it's the end of the worldと書いてます。この歌詞の中では、既に世界が終わっています。

ただし、世界の終わりとは何を指すのか。人類の滅亡=世界の終わりとは限りません。劇中では壁の中の世界はどうなっているのでしょうか。

 

 

進撃の巨人に似た小説があった。

 

さて、進撃の巨人の地形や街などはドイツのネルトリンゲンを参考にしたと言われています。しかし、あんなに高い壁はネルトリンゲンにはありません。

 

下の写真は実際に私が現地に旅行したとき撮ったものです。ほら、壁の高さは家の3階部分しかありません。せいぜい10m程度でしょう。

 

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この高い壁の世界観を考えるために、町山さんはとある小説を参考にしました。そこで前述した「The end of the world」の歌詞が引用されていたのです。1と2が結ばれました。

 

とある小説としたのは、放送中に町山さんが語ろうとしなかったからです。おそらく本作のネタバレと大きく関係があるのでしょう。

 

それにならって、私も小説は伏せることとしました。ただ、これだけだとみなさんの心がモヤモヤするかもしれませんので、その小説の冒頭に乗っている世界の地図をお見せしましょう。周辺が壁になっています。

 

これを見ると、巨木や丘よりも高い巨大な壁がそびえ立っているでしょう。

 

 

そびえ立つ壁を前にして、「The end of the world」を歌い出す。隔絶された街を世界の終わりと表現した。そんな小説から町山さんはインスピレーションを受けて、副題をつけたのです。

 

さて、この小説と映画はどのような関係があるのでしょうか。どういう話になるのでしょうか。

 

土曜日が楽しみです!

 

批評を更新しました。

 

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